読んだ本

母が余命1年宣告を受けたら。。「ありがとうって言えたなら」瀧波ゆかり

内容(文芸春秋BOOKSより)
決して仲のいい母娘じゃなかった。
だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。

余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、最後の旅行、そして緩和ケア病棟へ。
「母の死」を真正面から描いた、涙なしでは読めないコミックエッセイ。

「ありがとうって言えたなら」は、作者の瀧波さんのお母さんがすい臓がんになり告知〜看病〜お亡くなりになった少し後までを描いたコミックエッセイです。

私の父は肺ガン⇒胃ガンで余命宣告を受けて亡くなりました。
父の看病は母が行い、私と兄は亡くなる数日前に駆け付けるという形で終わりました。

父自身が最後まで働きたいという希望があったので、家族旅行とかはしませんでした。当時勤めていた会社も最後の入院直前まで勤めていたので父も本望だったと思っています。

40歳を過ぎると介護問題もちらほらでてきますが、余命宣告を受けてから親とどう過ごすか。そんなことを改めて考えるコミックエッセイです。

ありがとうって言えたなら

お母さんはパワフルで個性的。そんなパワフルな母がどんどん弱っていくのは、つらかったのではないかと思います。

介護を引き受けたお姉さんの扱いの違いに悩んだり、優しくしたいけど一緒にいるのがつらいとスピリチュアルカウンセリングを受けてすっきりしたり。
私はそこまで父を接しなかったので、正直その悩みが分からないのですが、お互いが納得できる形で介護できるというのが、よかったなあと思います。

介護をしていないので、共感というよりも「そうなんだ・・」という気づきのほうが多かったですが、亡くなってからというのが共感できました。

「人が悲しめば悲しむほど涙が引っ込む」という表現がありましたが、まさに我が家もそうでした。
叔父・叔母・いとこたちはワーワーと泣いていましたが、母・兄・私は淡々と葬式のことや諸手続きをしていました。意外と、周りが悲しんで家族が悲しめないというのは「あるある」なのかもしれないです。

ただ、やっぱり母は父がいなくなってから半年くらいは調子が悪かったようです。私は電話をするだけでしたが、憔悴するとはこういうことかと感じました。遺産の手続きなどもあり兄がこまめに帰省してくれていたので感謝です。

余命宣告を受けて、亡くなるまで「自分たちだけで解決しないと!」と思わずに頼れるところは頼る・休むときや休むというのを行うことが本当に大切。でないと、葬式が増えるというのは本当だとしみじみ思いだしました。寝ずに起きて故人に付き添う、というのも、親戚に任せて母・兄・私は爆睡させてもらいました。あの時寝ていなかったら、本当に身体が持たなかったです。

介護からの疲れがたまっている状態での葬式は本当に辛かったです。母はもっとつらかったと思います。

私もいざというときはそうするし、周りにいたら私が変わりにやるから休んでと言いたい。

親が先に亡くなるのは順番としてそうなのですが、どんな形でも喪失感のようなものはずっとあるんだと思います。その喪失感とどう向き合うかはそれぞれ。
シリアスな中にもお母さんの毒舌や現世に爪痕を残しておこうという姿にクスッと笑いがあるので、涙だけでなく笑いもあって、読みやすいコミックエッセイでした!

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ABOUT ME
ひよこ
アラフォーみずがめ座女子。アラフォー三鷹駅周辺生息中。 美味しいもの・ワイン・漢方・薬膳料理を勉強中日々、楽しく、直感と運で生きています。 お問い合わせはお問い合わせフォームよりお願いいたします。
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