私は大のワイン好き。
もちろん、自宅にワインセラーもあるし、ワイングラスもあります。
ワイン好きの友達とランチに行ってきたのですが、
そのお店に黒いテイスティンググラスがあったので、見せてもらいました。
今、思えば、ワインをこのグラスで飲ませてもらえば良かった・・
黒いテイスティンググラスはテイスティングの練習用
ワイングラスは、ワインにとって重要な色をみるために透明です。
黒いテイスティンググラスですと、色が分かりません。
テイスティング時の最重要要素である視覚を故意に使えなくすることで難易度の非常に高いテイスティングが可能となります。
香りを重要視する人が多いですが、ワインのテイスティングをするときに色って本当に重要。
赤ワインであれば、色から品種や熟成の傾向が分かることが多いです。
レストランで黒いテイスティンググラスで提供されたら、変な空気にならないんだろうか?
食事の途中で存在に気が付いてから、ずーーと気になっていた黒いテイスティンググラス。
お会計のときに、お店の人にお願いして、見せてもらいました。
ソムリエさんが言うには
ディナーの料理に合わせたワインのペアリングコースで、このグラスでだしていたことがあるんですよ。このグラスで出して、ワインを飲んでから、ボトルを見せるんです
とおっしゃっていました。やっぱり、そうなのか。
友達とも黒いテイスティンググラスを見ながら、話が盛り上がります。
「ひよこならいい感じのコメントできるんじゃない」(いや、無理ですから)
「白でも赤っぽい感じのとか、タンニンの控えめな赤なら白と間違えそう」
「ロゼが入っていても、ロゼとは行きつかないよね」
「もし、これで赤と白を間違えたら、もうムリ。もう泣いちゃう」(笑)
お店の人にも
ワイン好きの人がデートでこのグラスで飲んで、赤っ恥を書かないんだろうか?
ホンキになって変な空気にならないんだろうか?
と聞いたところワインと向き合って楽しんでもらえば、と言われてしまいました。。
そりゃそうだ。
黒いワイングラスでテイスティングしてみたい。そのときは、心に余裕をもとう!
ワインと向き合って楽しんでもらえばというソムリエ。
そうなんです。分かっているんですよ、私も。ワインって楽しんで飲むものなのに、言いがかり?をつけてしまった。
そうはいっても、黒いワイングラスでテイスティングしてみたいんですよ。
もし、黒いテイスティンググラスでワインを提供されたら
ワインの銘柄を考えるのではなく(ついつい、品種とかどこで作られたかとかばかり考えてしまうので・・)、香りや味わいをしっかりと感じる心の広さを持ちたいなあ。
そして、ワイン会を主催するようなことがあれば、余興的に黒いテイスティンググラスで出してもよいかもしれません。
その時こそ、お互いのプライドで変な空気にならないように、無言テイスティングで徹底して、ボトルを見せてから話をするという流れが安全。
このレストランは友達が予約してくれたのですが、
雰囲気よくて美味しいお店でしたので、また行きたいな。
そして、そのときには黒いテイスティンググラスで飲みたいとリクエストしようかな。