赤穂四十七士が吉良邸に討ち入った元禄15(1702)年創業した笹巻けぬきすし総本店。
寿司文化が花開いた江戸時代の江戸名物とされた寿司を「江戸三鮨(えどさんすし)」と言います。
与兵衛寿司、松が鮨、そして毛抜鮓(けぬきすし)。
このうち唯一現存しているものこの「笹巻けぬきすし」だけです。
東京最古の寿司屋と言われると、敷居の高い高級寿司!をイメージしてしまいますが、ふらりと気軽に立ち寄れる寿司屋でした。
老舗であり、手土産にもぴったり。きっと文豪たちも食べたのではないかと勝手に想像しています。
文豪缶詰プランに参加@鳳明出版社の夕食に決めたのです。
笹巻けぬきすし総本店のメニュー
笹巻けぬきすし総本店はイートイン・テイクアウトともに行っています。
イートインメニュー
月~土 笹巻けぬきすし3,5,7個(潮汁つき)
月~金11時30分~ どんぶり限定ランチ
3つテーブルがあり、お茶屋さんのような雰囲気です。
折詰は5ケから7、10、12、15、20、30、50、100ケまで。
笹巻けすしの具材は値段によって違いますが、お好みで作ってもらうことも可能です。
100ケとなると、自分で食べるというよりもお土産や差し入れという使い方でしょうね。
私は5個入りをお持ち帰りで注文。10分ほどで出来上がりました。
「箱にきっちり入っているので、横にしてもらっても大丈夫です」とのこと。
笹巻けぬきすし総本店で5個入り折り詰めをテイクアウト
文豪缶詰プランに参加@鳳明出版社の夜ご飯として食べました。
笹巻けぬきすし5個入りは、光物・白身・おぼろ(海老入り)・玉子・のり。
殺菌効果がある笹で巻き、魚の小骨を毛抜きで抜き取っていたことから「笹巻けぬきすし」という名になりました。
シャリの酸味がしっかりと感じられます。
出来立てよりも3時間くらいたったほうがこなれて美味しいとのこと。
酸味がしっかり感じられますが、こなれ感があり、具材とマッチしています。
創業した元禄15年頃は保存技術もなかったので、しっかり酢・塩をきかせて笹に包むというのは理にかなっています。
シャリはちょうどよい握り具合でネタと一体化しています。
かんぴょうが中に入っているのり。
素朴だけど、一般的なかんぴょう巻きとは一味ちがい、全体が一体化していて美味しかったです。
伝統を守りぬく、老舗の笹巻けぬきすし総本店
宇田川洋子さん(12代目)、息子さんの宇田川 浩さん(13代目)で切り盛りしている、笹巻けぬきすし。
10代目は握り寿司も好きで、時代の流れの中でお店でも握り寿司をやった時期があったそう。
しばらくは売れたが、「変えたら駄目だ。これをやっていたら『けぬき』でなくなる」と元にもどしたというエピソードもあるほど
「けぬき」にこだわり伝統の味を守っています。
歴史を感じつつも、気軽さ。
丁寧な仕事ぶりと接客があるからこその美味しい、笹巻けぬきすし寿司。
これからも末永く続いて欲しい老舗名店です。
笹巻けぬきすし総本店 営業情報
店名 | 笹巻けぬきすし総本店 |
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住所 | 東京都千代田区神田小川町2-12 宇田川ビル 1F |
電話番号 | 03-3291-2570 |
営業時間 | 月~金 10:00~18:30 土 10:00~17:00 |
定休日 | 日・祝 |
喫煙禁煙 | 禁煙 |
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