皇位継承に伴う重要儀式「大嘗祭」の舞台となった「大嘗宮」の一般公開があります。
日程は、令和11月21日(木)から12月8日(日)までの18日間。
事前申請の必要はなく、参観料は無料。
次の大嘗祭はいつなのかも分かりませんし、せっかくの機会なので、お友達と大嘗宮一般参観に行ってきました。
大嘗宮について
大嘗宮は、天皇陛下がご即位の後、初めて新穀を皇祖・天神袛に供えられ、自らも召し上がり、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念される大嘗宮の儀(悠紀殿内及び主基殿内で行われます。)のための施設です。
引用:皇居東御苑 大嘗宮案内板
入場時間は午前9時から午後3時まで(皇居東御苑からの退去は午後4時まで)ということで
9時に大手町駅D2出口集合して大嘗宮一般参観に行ってきました。
大手町駅のD2出口周辺には案内がたくさんあるので、分かりやすかったです。
大手町D2出口から皇居に向かう 9時集合
9時から入場できるとはいえ、すでにすごい人です。
人の波に沿って行けば迷うことはありません。
紅葉の奥には東京駅。
人の波に沿って受付に向かいます。
道路から敷地に入ると、行列用のルートもあります。私たちはクネクネせずに、直線で歩いて行けました。
舗装されている道ばかりではなく砂利道もあります。かなり歩くため、歩きやすい靴がオススメ。
一緒に行ったお友達はペットボトルのお茶を持っていましたが、未開封だったので、持ち込みできたとのこと。
ネットで検索するとペットボトルで飲みかけのものについては、持ち込みできなかった人と一口飲めば大丈夫という人がいました。
金属探知機検査は、妙に緊張する瞬間です。
皇居 坂下門に到着 9時20分
ようやく、坂下門に到着し、皇居内に入ることができます。
歩いて右手にあるのが、宮殿。
宮殿を過ぎると、案内のちらしが配られています。
英語版の案内。
中国語(中文)案内。
日本語版をもらえると思いきや、英語版の案内配布でした・・ネットでも公開されているので、事前にプリントアウトすればよかったなと反省。
最終日が近いので、日本語版がなかったのかな?
皇居乾通り一般公開ルートで紅葉を楽しむ 9時30分
乾通りの紅葉が見ごろ
色のコントラストも美しいです。
先のほうに人だかりがある?なんだろう?
冬にさく「フユザクラ」がありました。
ここだけ春と秋が一緒に感じることができます。
とにかく、木々が非常に手入れされていることに驚きです。
道灌濠という池のような場所があり、ここでは逆さ紅葉を見ることができました。
皇居内には派出所もありました。
皇居東御苑にある大嘗宮に向かう 9時35分
例年の秋季一般公開はこのまままっすぐというルートで乾門に向かいます。
が、今年は右に曲がって皇居東御苑にある大嘗宮一般参観ができます。
一方通行なので、来た道を戻ることはできません。
西桔橋を渡ります。
少し登り坂になっています。
この先に大嘗祭で用いられた大嘗宮が見えてきます。
ぐるーーと回って、大嘗宮の正面を見ることができます。
この辺りからどんどん人が密集していきます。
こちらはお手洗い。天気がいいとはいえ、風は冷たいです。冷えてお手洗いに行きたくなっても、安心です。
またまた人だかりを発見。何を写真におさめているかと思えば、竹。根の部分が変わっています。
この辺りにはいろいろな種類の竹がありました。
本数が少ないとはいえ、これだけの種類の竹があります。
いつになったら大嘗宮につくのだろう・・と思いつつ、歩いていきます。
途中、石室というものもありました。
実は、防空壕?と思ったのですが、火災時の非常用の場所でした。
園内の地図で歩いてきたルートを確認。
皇居内の茶畑に到着
紅葉と青空も楽しみながら、お散歩です。
右手にすごい行列があったのですが、「なんだろう?」と思ったところ、売店でした。皇居カレンダーなどを販売していましたが、今回はパス。
もし、お土産が欲しい人はここで購入するのを忘れないようにしてくださいね。
皇居 大嘗宮を見学 9時55分
いよいよ、大嘗宮です!すごい人!!
この辺りから、警備の人が急に増えます。
見学はなんとなく前列と後列と分けられて、、最初は前列側にいましたが、あまりにもすごい人で後列側に移動。
※後列から前列には警備員がいるため、移動できません。
今日一番の人込みです!
それでも人の流れは順調。せめぎあいのようなものもありません。
「お写真は1~2枚にしてくださ~い!」「お写真をお撮りになったら後ろの方に交代してあげてくださ~い」という金切り声が響き渡っていました。
全体的に年配の人が多く、和やかな雰囲気でした。
写真を撮らずに後方からゆっくりと見ていたら、ふわーと前が開けてみることができました。
新しい建物なので、木々が綺麗ですね。
隅には調和した消火器が設置されていました。
後ろからはゆっくりと見ることができました。
この辺りは紅葉や松がきれいでした。
大嘗宮がすごい人でしたが、ここを抜けると広場のようになっています。
大嘗宮一般参観 迷い子・待合い所があり
皇居内なので、自動販売機とか目印になるような場所がないため、はぐれてしまったら、待ち合わせはここが便利。
私も友達と分かれて行動しましたが、いざ待ち合わせようと思っても、適当な目印がないんですね。
ここなら一目瞭然で待合い所で再会しました(笑)
大嘗宮の見学を終わって北桔橋門に向かう 10時15分
すごい人だかりですが、意外とじっくり見学できたので、大満足!
江戸城の天守台からにょきっと松が出て来ているようにもみえます。
宮内庁楽部の演奏会が開かれる桃華楽堂。
九段下でランチをすることにしたので、北桔橋門方面に向かいます。
行列ができていて、もっと入場までに待ち時間があるかなと覚悟していたのですが、ほぼ足がとまることなく見学できました。
北桔橋門を出たのは10時30分。1時間30分の充実した紅葉と大嘗宮の見学となりました。
例年は乾通り一般参公開だけですが、大嘗宮一般参観は令和元年だけ。すごく貴重な建築物を見ることができて、本当によかったです。
大嘗宮一般参観の概要
令和元年11月21日(木)から12月8日(日)の18日間
<大嘗宮一般参観>午前9時から午後4時(入場は午後3時まで)
<皇居乾通り一般公開>午前9時から午後3時30分(入場は午後3時まで)
詳しくは宮内庁のホームページにて
大嘗宮一般参観,皇居乾通り一般公開 案内図
「大嘗宮一般参観」,「令和元年秋季皇居乾通り一般公開」参観経路