こんにちは、ひよこ( @notetoself2017)です。
三鷹駅南口から武蔵境方面に線路沿いにのびる「電車庫通り」を歩いていると5分ほどのところにある線路を渡る跨線橋(こせんきょう)の階段。
跨線橋(こせんきょう)から見える巨大車両基地は、太宰治が愛した場所としても有名。
絶景が鉄道ファンだけでなく、お子さまに大人気スポットです。
太宰治が陸橋と呼んで愛した場所、三鷹電車庫跨線橋
階段手前には「太宰治のゆかりの場所」という看板もあります。
晩年、三鷹で過ごした太宰治の散歩ついでによく立ち寄っていたとしても有名です。
また、
天気がよければ富士山が見える絶景。夕日も綺麗です。
雑誌の撮影スポットになったこともあるそうです。
さっそく階段を上って跨線橋に向かいます。
三鷹の跨線橋(こせんきょう)から特急のあずさやかいじ、スーパーあずさ・成田エクスプレスの通過も見学できる
車庫と線路をまたぐこの歩道橋、。全長93mという長さ。
道で使われていた古いレールも使用されているそうです。歴史を感じるレトロな雰囲気です。
跨線橋(こせんきょう)が三鷹車両センターの上にかかっているため止まっている電車や、通過する電車が見られる電車が好きには大興奮スポットになっています。
通行人が少なく、鉄道ファンもお子様も安全に電車を堪能!
私が階段をのぼったときにちょうど、お子さま連れのご家族と、望遠一眼レフをもった方がいらっしゃいました。
北口と南口の通り抜けるときは地下道を使う人が多いので跨線橋を通路として使う人は少なく電車をみるために来る人が多い印象。
電車の通過音も大きいので、お子さまが電車に向かって叫んでも、はしゃいでも、大丈夫(笑)
子供が居るのが見えると運転手さんがサービスで手を振ってくれたり、汽笛を鳴らしてくれることがあるそうです。
撮り鉄の方も静かに狙いを定めて写真撮影をしています。
総武線・中央線・東西線はしょっちゅう通りますが、
時間帯によっては、特急のあずさやかいじ、スーパーあずさ、さらには成田エクスプレスの通過する様子が見ることができます。
三鷹駅から電車が車庫に入っていく様子がみることができます。
お客さんが乗っていない電車がゆっくりと入っていきます。真下を通るので、電車の屋根までじっくりみえる場所は珍しいですよね。
橋から武蔵境方面を見ると、中央線・総武線・東京メトロ東西線・特急あずさ・かいじが一堂に揃う巨大な車両基地が見えます。
広さはなんと、東京ドーム1個分!
ここで電車の点検や清掃する様子も遠くから見ることができます。
私が写真を撮った時には雲が多く、見えませんでしたが、跨線橋から見える富士山も素敵です。
ダイヤモンド富士が見えるときもあるということで、また撮影できたら追加します。
三鷹の跨線橋、撤去の危機
1929年に建てられた 跨線橋。
見た目でも分かる通り、深刻な老朽化や耐震強度の問題もあり、このまま維持するには大きなコストがかかると判断したJR東日本は、三鷹市に「跨線橋の無償譲渡」を提案。
点検や修繕などの費用が年平均3500万円かかります、
その提案に対し三鷹市は「譲渡の受け入れは困難」と返答しながらも、なんとかならないか模索していました。
2021年6月、再度JR東日本より「跨線橋を撤去する」という見解が示され、三鷹市側もこの判断を受け入れると決定。
「タダより高いものは無い」
譲渡を受け入れたとしても、その維持・改修の費用が大規模になってしまうこと、
改修工事によって文化的価値が損なわれる結果に繋がる可能性があるといった理由から
JR側の判断を受け入れました。
解体・撤去は決定しましたが、今後はJR東日本と連携し、こ線橋の一部を譲り受けて保存や映像・画像等での記録など、記憶と記録を残す取り組みを行っていきますとのこと
解体・撤去時期はまだ未定ですが、この景色を眺められるのはいつまでになるのか。
三鷹車庫跨線橋