こんにちは、ひよこ( @notetoself2017)です
2022年9月に行ったキリマンジャロ登山ツアーに参加しました。
キリマンジャロ登山は5泊6日。
山頂は冬装備が必要ですし、山小屋泊とはいえ、寝袋も必要。どう考えても装備が不十分。
ウェア・靴・ザックなど自分で持っているものは持っていきましたが、持っていない寝袋・防寒着についてはレンタルしています。
(私の参加したヤマカラは 山道具レンタル屋を運営しているので、レンタルは無料でした)
山道具レンタル屋をうまく活用するのもオススメです。
タンザニアはビニル袋持ち込み禁止
タンザニア政府は、タンザニアへの旅行者を対象に「すべてのビニール袋のタンザニア本土への持ち込み、使用を禁止する」と公式に発表しました。
タンザニア政府は、この規制により、旅行者に不便をかけることもあるが、ごみ問題、環境保護の観点から不可欠な対策であると、旅行者に理解を求めています。
手荷物・スーツケース内にビニール袋を持ち込めません!ジップロックは再利用できるからOKなどいろいろなことが飛び交っていますが。。検索で探してみても、入国して没収されたという人は見当たりません。
私が入国したときにも、ビニル袋に関してのチェックはありませんでしたが、、少しずつ時代が変化しているということですね。。
キリマンジャロ登山 持ち物を一挙紹介
今回利用した、カタール航空は機内預け荷物は、25キロx2個となっています。(エコノミークラス)
機内預け荷物のスーツケース77Lと手荷物の登山ザック26Lになんとか詰め込みました。
帰国時の機内預け荷物は、スーツケースとポーターさんに預けた袋の2つになりました。
帰国時は、機内持ち込みをスーツケース・ポーターに預けたナイロンバックの2つにしました。
衣類
天候が雨でも、山頂で雪が降っても大丈夫なくらいの衣類を準備しています。
半袖ベースレイヤー
ベースレイヤーは汗をかいても不快にならないように吸湿性・速乾性に優れた化学繊維のシャツ。
マムートの速乾性2枚と予備でアーティクリスのコットン1枚。
コットンは万が一のための予備で登山中は着ませんでした。
長袖ベースレイヤー
3,000mを越えると気温が下がってくるため吸湿拡散性、保温性に優れた長袖シャツが必要です。
長袖のメリノウールを2枚。
レンタルしたひだまりチョモランマ1枚。
ひだまりチョモランマは、エベレスト登山隊も着用したという優れたインナー。
山頂アタック時に着用。運よく、天候がよく思った以上に気温が高くて暑くなり、途中で脱ぎました。
山道具レンタル屋でレンタルも可能です。今回だけ使うならレンタルもありですよ!
サポートタイツ
キリマンジャロ登山では通常 5〜6日歩くことになるので、少しでも疲れを軽減させるためサポートタイツの着用をオススメします。
普段、着用しているサポートタイツを1枚
※山頂アタック時は高山病予防のため身体を締め付けないほうがよいため、履いていません。
保温タイツ
山小屋の夜が冷えるので、到着して着替えるときにサポートタイツを脱いで、ひだまりチョモランマ(保温タイツ)を履いていました。
また、山頂アタックの日は出発するキボハット標高が高い(4,703m)+出発が深夜22時。気温が下がる(0℃以下)ため、保温タイツを履きました。
ひだまりチョモランマは本当に温かいです。同部屋の方ともあまりの温かさに感動しちゃいました。
冬山に行く人にもおすすめ!
山道具レンタル屋でレンタルも可能です。今回だけ使うならレンタルもありですよ!
トレッキングパンツ
普段使っているものを1枚。
もしあるなら、1枚は登山中・1枚は山小屋で使いわけもよいかなと思います。
私は山小屋ではユニクロのストレッチパンツを着ていました。
長袖シャツ
ベースレイヤーの上に着るのは長袖シャツ。
普段使っているホログラムのソフトシェルを持っていきました。
フリース
フリースは、山小屋で過ごすとき・ゼブラロックに行くときに着ていました。
ダウンジャケット
薄手のダウンジャケットは重宝します。
山小屋で外を歩くときや山頂アタック時にも着ていました。
フリースとダウンジャケット、どっちかだけしか持っていけないなら薄手のダウンジャケットがオススメ。
薄手のダウンジャケットは10年もののユニクロしか持っていないため、ヤマカラでレンタルしました。
レインウェア
今回は雨は振りませんでしたが、持っておくべきレインウェア。
レインウェアのパンツは山頂アタック時に着用しました。
極寒地用ダウン
頂上へ向けての登山(サミット・プッシュ)に着用。
おかげで寒さで体力を奪われることなく登山できました。
頂上へ向けての登山(サミット・プッシュ)のときにスキーウエアで代用したり、厚手のダウンを着用する人もいますが、 極寒地用ダウンは、1枚でめちゃめちゃ温かいです!
キリマンジャロ登山には欠かせない1枚です!!
今回は天気が良かったのですが、 頂上へ向けての登山(サミット・プッシュ) で天候が良くない時には何を着ているかって重要ですからね!!
とはいえ、「極寒地用ダウンって他の着る時があるのか?」とも思うので、 山道具レンタル屋 がオススメです
帽子
登山中の帽子はもちろんですが、ウールのニット帽も持っていきましょう!
頭を冷やすと血管が収縮して、酸素が脳に行き渡らないため高山病にかかりやすくなります。
冷えないように山小屋到着後から寝るまで・山頂アタック時にはウールのニット帽をかぶっていました。
手袋
手袋は2つ。
- いつも使っている登山用手袋
- 冬用防寒グローブ
標高が高いので、日焼けが日本ではありえないレベルです。ゼブラロックに行くときになぜか登山用手袋をしていなくて、火傷レベルで日焼けしました。。
冬用防寒グローブは、頂上へ向けての登山(サミット・プッシュ)で着用。
頂上付近では気温が下がるため厚手の手袋が必要になります。2枚重ねたり、厚手の手袋はスキー・スノボ用の手袋で代用可能です。
山道具レンタル屋でレンタル可能です。
登山靴
いつも履いている登山シューズ。
これは履きなれた1足を持っていきましょ!
スパッツ(ゲイター)
山頂からキボハットまでの間が砂礫道です。イメージ的には富士山の砂走。
下山時に砂・小石が入りこまないようにするためにもあったほうが良いです。
キリマンジャロ登山#5キリマンジャロ最高峰ウルフピーク登頂!
靴下
登山用靴下4枚持っていきました。
2足しかなく、さすがに足りないなーということで買い足して4足。
寒いけど汗もかきます。
メリノウールなどの保温性+防臭力があるものがオススメです。
頂上へ向けての登山(サミット・プッシュ)の時は寒いかなーと思って、日常使いの5本指ソックス+登山用のメリノウールの2枚履きをしました。
下着類
スポーツブラとショーツ。
山小屋なので、着替えには困りませんでした。
気になるなら、おりものシートがあってもよいかもです。
ザック
キリマンジャロ登山は、ポーターに重い荷物を預けることができます。
自分は軽い荷物のみを背負って登山です。
めっちゃ楽です。とにかく体力を温存して、山頂を目指すことができます。
自分が背負う用のザック
普段使っているザックです。
水・非常食・レインウェア・その日によって防寒着、カメラとか日焼け止めリップなど。あとはパスポートと現金を入れていました。
日本の登山よりも軽くてラクチンです。
挙句に、山頂アタック時には自分のザックすらガイドさんに預けましたからね。。(別途チップ50ドル)
ポーターバック
ポーターに預けるバックですが、、寝袋や防寒着・着替えなど入れるので50Lくらいは必要と書かれていることが多いですよね。
「ヤマカラのレンタル袋を使ってください」ということで遠慮なく使わせてもらいました。
ナイロンバックでサイズは縦45x横80xマチ20。ポーターさんに預け荷物としてはやや余裕があるくらいの大きさでした。
ポーターさんにスーツケースで預けるという暴挙はしないように・・
汚れても大丈夫なナイロンバックがオススメ。
注意点としては、ポーターバックには南京錠をお忘れなく。
山小屋の鍵が意外と他の人も開錠できるのでは?というレベル・・。高所順応日にホロンボハット~ゼブラロックに行っている間に山小屋中で何が起こってもおかしくないので。
帰国時はスーツケース+ポーターバックを預け荷物にしたので、やはりここでも南京錠が必要。
「ちゃんと警戒していますよ」というアピールは大事。
登山中の備品的なもの
サングラス
標高高いので、サングラスは必須。
ヘッドライト(予備電池をお忘れなく)
山頂アタック時はもちろん、山小屋・夜中のトイレに必要です。
予備電池もお忘れなく。
ストック
普段使っているのであれば。
私は使いましたが、ナシの人もいらっしゃいましたよ。
手ぬぐい
登山中はもちろん、朝・山小屋到着ときにお湯をもらえるので、顔拭き用にオススメ。
速乾性タオルでももちろん大丈夫です!
カメラ
スマホで写真撮れますが、頂上へ向けての登山(サミット・プッシュ)は手袋外してとか無理なんで。。
寒さでバッテリーが急激に減るなどのアクシデントでカメラが使えないときの予備で「写ルンです」も持っていきました。結局使いませんでしたが、万が一カメラの不具合で写真が撮れないかもの保険としてはあってもよいと思います。
写ルンですは、写真プリントだけでなく、デジタルデータにすることも可能です。
山小屋で必要なもの
キリマンジャロ登山のマラングルートでは山小屋に4泊します。
山小屋はベットがありますが、寝袋は必要です。
寝袋
寝袋を持っていないので、レンタルした「イスカ Nilgri EX」
軽いけど、しっかり温かい。夜は湯たんぽが支給されたので、快適に寝ることができました。
サンダル
山小屋に到着してから履き替え。
正直、日が落ちると冷えるのでサンダルだと足先が寒かったです。
着脱がらくちんなスニーカーがあれば、スニーカーのほうがオススメ。
トイレットペーパー
身体メンテナンス・化粧品類
普段の山小屋でお肌のケアのもので充分です。
私は、メイク落とし・化粧水シート・ボディシート。保湿にはバームを利用しました。
薬のところにも記載していますが、日焼け止め・リップクリーム・ハンドクリームは必須です
ホテルにあるのは固形石鹸のみ。
山小屋では使わない、化粧水・シャンプーリンス等ももちろん持っていきましたよ。
非常食や日本食
今回は大丈夫でしたが、山頂で食欲が落ちた時に食べれるものは持っていきましょう。
非常食
3食しっかり食べていたので、登山中はほぼ食べませんでした。
思った以上に乾燥がすごくて、のど飴だけはかなり消費しました。
龍角散ばっかりで飽きてしまって、、他のハーブ系ののど飴も持っていけばよかったです。
日本食
ツアーの説明会でどんな食事がでてくるか聞いていました。朝にはお粥なので、ふりかけなどがあるとよいとのこと。
梅干し・ふりかけ・海苔・ドライ納豆を持っていきました。梅干し・ドライ納豆は毎日食べていました。
ティーパック類
高山病予防のためにとにかく水分補給しないといけないので、山小屋に着いたらティータイムです。
かつ、カフェインを取らないようにしているので、お茶やノンカフェインのコーヒーなど。多めに持っていきました。
登山中は当たり前ですが、水をガンガン飲みます。
水が飲みにくい人は粉ポカリがオススメ。
ダイアモックスなどの薬や衛生用品など
ダイアモックスを始め、いろいろと準備していきました
- ダイアモックス
- 下痢止め
- アレグラ(アレルギーがあるので念のため)
- 酔い止め(車酔いしやすいので。。)
- 目薬は予備に1個
- コンタクト保存液
- 耳栓
- ハッカオイル
- カイロ
- 貼るお灸
- 補中益気湯
ポケットテッシュは手荷物にもいれていたので、6個。が、足りなくて、トイレットペーパーで鼻をかんでいました。。寒暖差による鼻水だったと思うのでアレグラは違うかなーと服用しませんでした。
山小屋で寒かったらと思ってカイロを持っていきましたが、使わず。(標高が高いから効果が薄いです)
普段でもお灸をしているので、火を使わなくてもよい貼るお灸を持っていき、山小屋に到着後は三陰交に貼るお灸をしていました。
登山中に携帯している、ウェットテッシュ・リップ・日焼け止め・目薬・ハンドクリームはもちろん持参していますよ!
キリマンジャロ登山であったらよかったもの
カナピラと紐
山小屋内のベットにカナピラと紐を使えば、タオルなどを干せます。
ダウンパンツ
日が落ちると冷えるので、あればダウンパンツがあれば◎
私は、ジャージ素材のものでした。寒いので、チョモランマ+ジャージ素材パンツで大丈夫でした。
おそらく、チョモランマが無かったら寒くて大変だったと思います。
登山パンツの下に履くものは必須!
ドライシャンプー
やっぱり頭がね。。同部屋の人が分けてくれたけど、すっきりして気分転換になったので。
初日のホテルでお湯が出なかったので、、そういう時のためにもドライシャンプーは必要でした。。
保湿テッシュ
砂ホコリなのか、寒暖差アレルギーだったのか。
鼻水がひどかったので。。鼻下が荒れて大変でした(涙)
キリマンジャロ登山、成功の秘訣は準備にあり
キリマンジャロ登山に限らずですが、成功する秘訣の一つに準備にあります。
事前の体力作りもそうですが、何を持っていくか、も重要です。
最悪、大雨・雪になっても大丈夫な装備が必要です。
今回は天候に恵まれたため、ウェアも使わないものもありましたが、嬉しい誤算です。
レンタルをうまく活用して、キリマンジャロ登山を目指しましょ!