今回の秩父旅行の一番の目的でもある三峰神社。
埼玉県の秩父の山奥の奥三峯神社はあります。
三峯神社の「三峯」とは、雲取山、白岩山、妙法ヶ岳の三つの峯が美しく連なることから「三峯」と呼ばれています。
今から約1900年ほど前、日本武尊(やまとたけるのみこと)様が東征の途上で、山犬(オオカミ)に導かれ三峯の山にお登りになり、その絶景に感嘆されました。
そしてご先祖様でもあり、日本の国を生み落とされた伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉册尊(いざなみのみこと)様を、お偲びされたのが三峯神社の始まりとされています。
三峰神社所在地 | 埼玉県秩父市三峰298-1 |
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アクセス | 【電車】西武鉄道「西武秩父駅」より三峯神社行き急行バスで約1時間30分又は、秩父鉄道「三峰口駅」より三峯神社行き西武バス
【自動車】関越自動車道「花園IC」より約1時間30分 |
駐車場 | 有 |
電話番号 | 0494-55-0241 |
ホームページ | http://www.mitsuminejinja.or.jp/ |
人生が変わると言われている三峰神社
三峯神社の神様は、
「目標に向かって頑張っている人の背中を、後押ししてくださる神様」
と言われています。
頑張ってくれている人には後押ししてくれるので、人生が変わると言われている所以なのでしょうね。
三峰神社のアクセス バスの混雑具合
宿泊していた谷津川館にお願いをして、三峰口まで送迎をしてもらいました。バスの時間に間に合うように余裕を持って送っていただいて助かりました。
多くの人は始発の秩父からバスに乗るのが多いのではないでしょうか。
三峰口から三峰神社に行く人は私たち以外に2組いらっしゃいました。
バスの本数は一時間に1本程度。確実に座るなら、秩父駅のバス停で並ぶことをオススメします。
ほぼ、定刻通りにバスが来ましたが、すでに満席で立っている人も5,6人。
山道をクネクネと登っていくので、バスとはいえちょっと疲れてしまいました。
途中で、運転手さんが「左側にサルが見えます」と教えてくれたりと、景色も楽しめましたよ。
ただ、クネクネ登っていくので、車酔いしやすい人はちょっと要注意です。
三峰口から三峰神社までは50分ほどかかりました。
休日やゴールデンウィークなどは渋滞してしまうこともあり、ひどいときは三峰口を朝に出て3時間以上かかり昼過ぎに到着する場合もあるようです。
私たちが行ったときはほぼ定刻でした。
三峰神社に到着
三峰神社に到着すると、案内図を見ながら、三峰神社の場所を確認。
少し紅葉が始まりかけています。
三峰神社には日帰り温泉があるのですが、ホームページにも書かれていますが、営業休止中です。
以前に来た時に入ったのですが、なんというかご利益がありそうで。。今回も入ろうと思っていたので、残念です。
私が確認したときは、温泉をくみ上げる機械が故障して、日帰り温泉は休止中だったと記憶していますが
12月に確認したところ、「コロナウイスル感染拡大予防のため、日帰り温泉は休止」となっています。
宿坊「興雲閣」
参道を上がっていくと、まず見えるのは「三峰お犬茶屋 山麓亭」その先に「大島屋」があります。
帰りに寄るかも?と少し中を覗いてから、三峰神社に向かいます。
三ツ鳥居
三ツ鳥居は三峯神社と、奈良県の大神神社にしかない珍しい型の鳥居です。鳥居前の両脇には、狛犬ではない山犬(オオカミ)様がお守りしています。
神様のお使いをされる動物をご眷属と呼びます。お稲荷さんはキツネ、伊勢神宮は朝を告げる鶏、三峯神社では山犬(オオカミ)さまになります。
大口真神(おおくちのまかみ)とも呼ばれています。
コロナウイスルの影響もあり、バスのツアー組がいないため、空いているなあと感じます。
道が分かれているとかないので、紅葉を楽しみながら進んでいきます。
隋神門
平安時代、修験道の始祖 役小角(えんのおづの)や弘法大師 空海(くうかい)が往来し、修行の場として栄えました。
その後の江戸時代には観音院高雲寺と称され、三峯講も組織され信仰が広まりました。
明治の世の神仏分離により「神社」となりましたが、今なお修行のお山の雰囲気が色濃く残っています。
隋神門を過ぎると鬱蒼としたスギ林に囲まれています。
特別な『気』が満ちる森の中を進み、石段を登ったところの青銅鳥居をくぐります。
二本の巨大な御神木の間に、拝殿が見えてきます。
手水舎(てみずや)
手水舎(てみずや)は、コロナウイスルの影響で利用できませんでした。
なんとなくですが、携帯している消毒で手を清めて、本殿に向かいます。
御神木 重忠杉
本の樹齢800年ともいわれる御神木は、『重忠杉』と呼ばれています。
鎌倉時代、この地方を領有していた畠山重忠が奉納した木といわれています。
元寇の役のとき、活躍された武将です。
本殿の彫刻も迫力あります。
装飾にはすべて意味があり、左上に見える龍のような生き物が彫られているのですが、実はこれは龍ではなく蜃(しん)という伝説の生き物です。
「蜃気楼」という言葉がある通り、この生き物は口から気を出して、人々に幻を見せるのだそうです。
だからこの拝殿も幻、「三峯神社自体が幻でできた神界と現世を繋ぐ空間」だということを表しているのだそうです。
平成24年に現れた龍
本殿の脇に看板があるので、見つけることができない!ということはないかと思います。
拝殿の中央より少し左側の石畳みに『龍』が浮き上がってるように見えます。
左向きで赤い眼。平成24年、2021年辰年に突如浮かび上がったそうです。
不思議ですよね、一体誰が発見したのか。。
三峰神社の御朱印
三峰神社の御朱印は一人につき1枚の授与です。お願いすると書置きの御朱印をいただけます。
感染予防のため書置きのものを渡してくれているようなので、コロナ前は書いてくれていたのかと思われます。
三峯神社のお守り
三峯神社といえばお守りで、毎月1日だけに販売される白の氣守りが有名です。
それを求める人があまりにも多すぎて、交通渋滞が発生し取り締まれなくなった事から
毎月1日限定の”白い氣守り”は販売を中止したようです。
ただ、晦日・朔日(月末月初)に社内の宿泊施設である興雲閣に泊まると授かれるようです。
他の色の氣守り(全4色)は社務所にて1,000円の初穂料を納めると頂けます。
興雲閣
宿坊でもある興雲閣。
日帰り温泉営業休止のお知らせがあり、宿泊客の方が一層いいなあーと思ってしまいます。
カフェはテイクアウトのみ営業。
お食事処は会議室のような感じですが、営業していました。
ベンチに座って、しばし休憩。実はもっと混んでいて参拝などに時間がかかると思っていたのですが、スムーズに参拝できてよかったです。
紅葉もいい感じです。三峰神社は関東有数のパワースポットと言われていますが、空気がシャンとしていて気持ちのよい神社です。
ご神木を眺めたり
なんだかゆったりとした時間を過ごすことができました。
日本武尊像(やまとたけるのみこと)
帰る途中に日本武尊像があるとのことで行ってみました。
神社の創始者とされる日本武尊は、東征の途中甲斐の国酒折宮より雁坂峠を越えて当山に登り、遥かに国中の地理を見渡し、神威の擁護を願い、仮宮を造営してイザナギノミコト、イザナミノミコトを祀ったことに始まります。
この銅像は本体5.2m、地上15mの偉容をほこります。
周囲には野口雨情、斉藤茂吉らの歌碑が多くあります。
三峰神社の参道で軽食・ランチがいただけます。
今回は、食べませんでしたが、三峰神社でランチって食べれるんだろうか?と事前にしらべておいたところ、
バス停降りてすぐのところにある「三峰お犬茶屋 山麓亭」「大島屋」こちらの2軒はともに不定休、宿坊の「興雲閣」無休となっています。
もし、三峰神社でランチもと思うのであれば、事前に営業しているかを電話確認したほうがよいかもしれません。
三峰お犬茶屋 山麓亭
あまりお腹が空いていないのですが、ちょっと休憩したいねということで、「三峰お犬茶屋 山麓亭」に入りました。
店内では蕎麦や玉子かけご飯を頂くことができます。
店先では中津川いもでんがくを販売しています。食べ歩きもできるので、朝から食べていた方もいらっしゃいました。
気になっていたので、いただきましたヨ!
棒が結構ながいのですが。。芋自体はホクホクで甘辛い味噌がいい感じ。素朴な味です。
三峰神社から秩父駅に向かう
帰りのバスは座りたいからと30分以上前から並んで、余裕で座ることができました。(内心、あのクネクネ道を座れないのはシンドイです)
私は座れましたが、ギューギューとまではいかないですが、立っている人もかなりいらっしゃいました。
秩父駅行きのバスの本数も少ないです。また13時台は三峰口止まりとなっています。
バスを待つ列は矢印のようにとなっています。
途中、三峰口で降りる人もいらっしゃいますが、秩父駅まで乗っている方がほとんど。
秩父駅から三峰神社までは1時間15分と案内されていますが、そのくらいでした。が、1日の御守り授与の時やハイシーズンは渋滞混雑があるので、余裕をもって行動するのをオススメします。
三峰神社で人生は変わるのか?
三峰神社で人生が変わったよ、という人がたまにいらっしゃいますが、どうなのでしょうね。
浅田真央さんやバイキングの小峠さんなど、有名人も三峰神社を訪れて人生が変わっています。
神様の後押しがあるとはいえ、やはりご本人の努力の賜物じゃないかなと私は思います。
朝早く、三峰神社に参拝したいときは三峰神社の宿坊興雲閣がオススメ。
宿坊なので、もう少し旅行気分を・・・というときには、谷津川館がオススメです。