2019年10月の週末、本当は山にいって山小屋泊をする予定でしたが、
台風19号の影響で本来は行こうと思っていた山までの電車が不通になってしまい、やむなくキャンセル。
他の山に行こうにも、うーんうーんと悩んでいるうちに、そもそも2日とも雨予報。かつ夜には100mmを超える大雨予報
そこまで無理して行くこともないかな、と気持ちを切り替えて、温泉旅行にしよう!と計画変更。
この時点で、すでに旅行の3日前(汗)
どこにしよう?とそこから悩みました。
登山に行くときに参考にしている温泉ブログ 山と温泉のきろく
おひとりで温泉に泊まりに行かれているので、ここならきっといい宿があるはず!と
紹介されていて、距離的にも雰囲気もいい感じ栃木県の板室温泉にある大黒屋に宿泊することにしました。
板室温泉 大黒屋は一人旅歓迎のアートと保養の宿
湯治で足を運ぶ人も多く、「下野の薬湯」と称される板室温泉は栃木県那須塩原市にあります。
板室温泉は10軒ほどの温泉宿で構成される静かな温泉地。
大黒屋は1551年創業。1980年代より現代アートを経営に取り入れた「アートスタイル経営」により現代アートを中核とする旅館経営を行っています。
アートを感じられて、自然豊かな森の間にひっそりとたたずむ「大黒屋」は板室温泉の代表的な宿になるのではないでしょうか。
また、シングルルームもあり、お一人さまでもゆったりと楽しむことができる宿です。
板室温泉「大黒屋」 にオトクに宿泊方法
ふるさと納税「ふるなび」で栃木県に寄付をすると、返礼品として30%分の旅行ポイントをもらうことができます。
例えば、100,000円の寄付で30,000ポイント(30,000円分)を使ってお得に宿泊できます。
予約はwebからできるので、ラクチン。おすすめです!
那須塩原駅から送迎タクシー(要予約)で板室温泉大黒屋に向かう
那須塩原駅からバスも出ていますが、送迎タクシーもあります。
送迎タクシーは迎えについては宿泊予約時に予約しました。
迎えの送迎タクシーは2回あります。どちらも新幹線・在来線の到着時間に合わせています。
・那須塩原駅13時35分発、大黒屋14時着 1000円
・那須塩原駅16時35分発、大黒屋17時着 2000円
値段が違うのはなぜだろう。。という不思議な部分もあります。
私は宿でゆっくりしたいので、那須塩原駅を13時35分発で予約しました。
那須塩原駅を降りて西口に降りると、ロータリーのところで看板をもった方がいらっしゃいます。
名前を告げてタクシーに乗り込みました。
こちらは宿の車ではなく、宿が手配した乗り合いタクシーでした。
私が最後だったようで、乗ったらすぐに宿に向かって出発しました。
帰りの送迎はチェックインのときにお願いすれば大丈夫です。
こちらは11時発の1便のみ(1000円)。
栃木県板室温泉 大黒屋にチェックイン
タクシーを降りて、まずはチェックイン。
名前を告げて、帰りのタクシーを予約。そして係の方に案内してもらいます。
予約したのは竹の館です。急な予約だったのか、満室だったのか、楽天やヤフーのサイトからシングルルームは予約できず、
ツインルームを一人で使うという贅沢なお部屋です。
お風呂の場所・時間などの案内をしてもらいながらお部屋に向かいます。
「保養とアートの宿」ということで楽しみ!
フロントから左手の通路を行くと、さっそく壁にはアート作品がありました。もしかしたら、菅木志雄の作品だったのかも?確認すればよかった。。
私のお部屋は階段を上がったすぐの520室。
中に入ると、机の上の一凛刺しが印象的でした。
こちらで部屋の説明や食事の案内をしてもらいました。
机の横も広々としていて、またクッションがあるので、ゴロゴロできます。
隣が和室になっていて、すでに布団が用意されています。
「すぐに布団で寝れるように」ということですが、これは嬉しい。なんとなく、布団をしきに来てもらうのって気が引けるし、かといって自分でしくのも。。
しかも、襖があるので、こちらに荷物を広げても、夕食を持ってきてくれたときには隠せる!笑
ちなみに布団は西川のムアツ布団。非常に寝心地がよくて爆睡しました。うーん、欲しくなる。。
クローゼットの下には貴重品入れ。
浴衣とタオル。サイズが合わなければフロントに声をかけてくださいとのこと。
お茶セット。2名室なので、2人分たっぷりとあります。
珈琲・紅茶・日本茶・焙じ茶とあります。日本茶・焙じ茶はパックでなく茶葉でゆったりと楽しんでくださいとのこと。
冷蔵庫にはお水・醤油・黒飴。
洗面台も広々~。洗面台が2個あるのは?ですが、2名だからかな。。
秋にはカメムシ発生します。
時期的なものでしょうがないようですが、カメムシが出ます。
私も滞在中に5回ほど捕まえて外に逃がしました。
到着早々に発見して、びっくりしてティシュでつかんで外へ。
そのあとにこの箱を発見。こればっかりはしょうがないのですが、宿の方の案内でなかったのはちょっと残念。
その後も食事の用意をしてもらうためにスタッフさんに机をふいてもらうときにカメムシ発見。このときはスタッフさんが冷静にとってくれました。
板室温泉 大黒屋をお庭や館内を散策してアートを楽しむ
翌日の10時から日本を代表する現代美術作家、菅木志雄の作品を常時展示するスペース「倉庫美術館」と菅が制作した5つの庭のインスタレーションも含めたツアーを申し込みしています。
到着した日は自分の楽しめる範囲で大黒屋のアート鑑賞をしました。
大黒屋の橋を渡って、左右ともの庭園がそれぞれにスバラシイのです。木々だけでなく石や流木も飾られています。
倉庫美術館のツアーの帰りに説明をしてもらうのですが、そうなのかーとより楽しめました。
通路もアートになっています。
フロントの左側には庭園があります。
位置的にはサロンの前になり「庭園喫茶 水琴亭」で注文も可能とのこと。
この庭園の中もアート作品があり、素敵です。
囲炉裏に火があり、お茶を飲むことができます。
ヤカンの蓋が重いので、注意!柄杓でお湯を急須に入れて一杯頂きました。
湯のみは好きなもの。このお茶が甘味が豊かに感じられて美味しい!
宿の部屋の茶葉と同じはずですが、全然味が違う。。
ゆったりと少し始まりだした紅葉を楽しみながらお茶を頂きました。
栃木県板室温泉 大黒屋サロン 毎月変わる展示が楽しめる
私の伺った10月は小山厚子展。備前焼が展示されていました。
小山厚子さんは、岡山県、備前焼の中心地・伊部に工房を構え、父、小山末廣氏と共に作陶されています。
生まれ育った備前の土の魅力を引き出すことに向き合い、土と対話するかのような独特の轆轤使いによって歪んで見えるようでバランスの取れた、微笑ましくもあり渋い佇まいは唯一無二の存在感です。
近年は、備前の土を活用した色絵、粉引、志野など様々な作品を発表し注目を集めています。
こちらで展示されているものはすべて購入可能です。
展示スペースの隣にはサロンがあり、こちらで喫茶を楽しむことができます。うーん。良い雰囲気ですが、外で頂いたお茶が美味しすぎて。。
月に一度の音楽会はこのスペースで開催されているとのこと。
翌日の案内してもらうツアーに参加(社長さんでした・・!)して分かったのですが、アート作家を支援しているのと確固たる想いがあるからでした。
大黒屋の中庭「野鳥の森」を散策
フロントとひのきの湯の間にある野鳥の森。こちらも見学しました。
右側の庭園にはなにやら作品が・・
左側にも作品があります。こちらは人間国宝の作品。
板室温泉 大黒屋 図書室や生け花も細部まで美しい
旅館にはどんな本のラインナップか気になる私。
小説やエッセイ・画集などがありました。難しい哲学やビジネス書はなし。
部屋に持って行く際には記帳してもっていくようになっています。
図書室でゆっくりと本を読むことも可能です。
フロント横の掛け軸・生け花と組みひも。
サロンの前あたりのスペースに花が活けてあるとおもったら、部屋で飾れるようにと花器やはさみ・水差しがありました。
これは寝る前のお風呂に行くときに気が付いたのですが、、朝ごはんのときにオレンジ色があったらいいなあということで部屋に飾りました。
自分の部屋に行くほうではない廊下には絵が飾ってありました。
本当に細部までアートを感じられるお宿でした。
お食事と温泉・倉庫美術館のツアーについてはまた別記事にします。
板室温泉「大黒屋」 にオトクに宿泊方法
例えば、100,000円の寄付で30,000ポイント(30,000円分)を使ってお得に宿泊できます。
予約はwebからできるので、ラクチン。おすすめです!