2024年、ついに?富士山の入山料が本格化しそうですね。
5回以上、富士山に登っている私ですが、富士山の入山料には大賛成!
富士山通行料(入山料)の現状についてまとめました。
富士山はだれが所有者なのか
「所有者が入山料と徴収して整備する」のが筋ですよね?
富士山は、静岡県・山梨県とまたがっていますが、県境ありません
国有地ではなく、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)の所有地であるという。8合目以上の多くが浅間大社の境内にあり、何十年と争われた裁判でも「私有地化」の判決が示されている。
私有地なので、「山小屋トイレ改修費用の90%に助成金が使われるなどしているが、奥宮のトイレ改修など政教分離の原則で当神社への支援は一銭もない。」状態です。
富士山は誰のもの?県が“登山税”徴収構想 8合目以上の所有権持つ浅間大社の反発は必至 |
思った以上に複雑な関係かもしれません・・・・・。
富士山の管理・整備はどこが行っているのか
長い間、具体的な対策が取られていませんでしたが、2013 年6月世界文化遺産に登録されたのを機に動き出しました。
2014年より富士山における適正利用推進協議会が「富士山保全協力金」を1人1000円で徴収を始めました。
富士山の環境保全→トイレの回収・巡視など
安全対策→登山道の整備・安全誘導員配置・ライブカメラ導入など
環境整備→外来植物の侵入の防止対策など
富士登山オフィシャルサイト
富士山における適正利用推進協議会
(事務局:環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所、山梨県、静岡県)
海外登山して富士山の混雑ぶりが理解できた
はじめての海外登山がマレーシアのキナバル山。
あまりの快適ぶりに「富士山の山小屋に泊まってご来光がみれたら、どこでも大丈夫かもしれない」と思ったほどです。
- 入山申請&山小屋予約が必須。日帰り登山も原則禁止。
- 人数制限されているので、山頂までの登山道も富士山ほどの混雑はなく、無理な追い越しをかけてくる人がいないため安全です
- 山小屋の食事は3回(夕食・山頂アタック前の軽食・下山前の朝食と3回)すべてブッフェ形式。
- 個別のベットなので、富士山のように隣の寝返りがかぶさってくることもありません。
2022年の富士山の山小屋は快適でしたが、、吉田口ルートの山頂アタック時は結構怖かったです。
富士山の山頂は広いからというのもありますが、特に吉田口ルートの混雑ぶりはすさまじいです。
海外登山事情についてまとめてみた|エベレスト・キナバル・キリマンジェロ・台湾
富士山の入山申請・入山料金を必須になる?
今の流れであれば、入山料金は必須になり、お盆などのトップシーズンは人数制限をしていずれはすべてのシーズンに人数制限がかかると思います。
私は、富士山のすべてのルートで入山申請・入山料金を必須にしてほしいです。
- インターネットの申請もしくは旅行会社からで申込できれば問題なし。
(例えば、日本人5千円・外国人1万円) - クレジットカード払いのみにすれば、天候が悪くて入山できない日の返金も問題ない。
- 入山できる時間を制限して、入山時期以外は立ち入り禁止を強化する
富士山は人気の山だけに、問題も多くあります。
弾丸登山での体調不良・山小屋のトイレを占拠・入山時期以外の登山での事故などなど。
未来のことを考えると、早めに対応してほしい。
そして、「私はまだ富士山が無料で登れたんだよ」と言ってみたいです。