独身時代にかなり本気に結婚がしたいとぼやいた私に、既婚友人がかるーく
「結婚なんて、そんなしてもしなくてもいいと思うよー」
と言われ、腹の底から
「それは結婚しているから言えるセリフだよ」
と心の声がうっかり漏れて、険悪な空気を作ったことがある私です(苦笑)
そんな私も40歳でようやく結婚にたどり着きました。
たまたま立ち寄ったカフェにあった「結婚さえできればいいと思っていたけど」は結婚制度や偏見に大きくうなずく一冊。
結婚→離婚→事実婚をされた水谷さるころさんのコミックエッセイです。
「結婚さえできればいいと思っていたけど」に続く言葉が気になって読み進めました。
結婚にとりつかれているときのあるある話が満載の「結婚さえできればいいと思っていたけど」
結婚にとりつかれている姿もそうですが、ルーティンな毎日に焦るあたりは婚活女子ならうなずけるのでは?
私自身も当時は本当にルーティンな日々に焦っていました。
(だから、お見合い日程が決まると嬉しかったです)
偶然始めた空手で元夫さんと出会うわけですが・・・やっぱりこういう行動力って大事ですよね。
あーだこーだいってやらない人って運をつかめないと思うんですよ。
そしてその元夫さんと「結婚したい」「結婚したい」そんな感情で結婚を強引に進めていきます。
もう、頭がもげるくらいに分かる。うんうん。そうだよね。
それが、面白おかしく、すごく分かりやすいコミックで語られていきます。
結婚が決まって嬉しい!というのは本当に共感できる
婚活している人は是非とも、読んで、結婚報告する自分をイメージしてほしいと思うくらいにリアルに分かりやすく書かれています。
親に報告したり、友達に報告したり。私もすごく楽しかったです。
住む場所を決めたり、お互いの親の顔合わせ、役所に届けを出したり、面倒だけど楽しめるんですよね。
結婚したはいいけど、結婚してみないと分からないことだらけ
いざ結婚して、友達を食事をしに行っても結婚の話題になります。
その中で「仕事をどうするのか」「家事どうする」的な話になるのって女性のほうが圧倒的に多いのでは?
さるころさん自身もそのあたりで悩まれている姿がこれまた分かる。
そーなんですよ。
男性が結婚しても「仕事どうするの」「家事どうしてる」なんて話になるのでしょうか?それはそれで聞いてみたいですが・・
水谷さるころさんも書かれているけど、「「普通に共働き」で「一緒にいて幸せを感じる」相手」という相手なんて存在しません。普通っていうのが落とし穴なんですよね。
私の好きなアインシュタインの名言、「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」というくらい、自分と他人の普通の違いに気が付かないといけないんです。そこの認識がないとうまくいかない。
だからこそ、結婚相手の理想に普通ということを押し付けてはいけない!と私は強く思うわけです。
結婚は通過点であり、ゴールではない
この一言に尽きます。
結果的に離婚→事実婚をされるわけですが、何がいけなかったのか?をしっかりと反省されて活かされているのがよかったなと。
結婚して幸せになろうというのは幻想で、自分が幸せでいるのは結婚とかそういうのは関係ないんですよね。。
「結婚さえできればいいと思っていたけど、川の水を一生懸命に飲んでいた」ということにならないように。(詳しくは著書を読んでください)
事実婚について分かりやすくまとまっている
この部分に関しては、興味のある人必見です。
事実婚が増えてきているといいますが、私の周りでは一人もいません。。
法律婚と事実婚の違いが本当に分かりやすく書かれています。
著書では書かれていませんが、会社員は結婚すると(姓を変えても変えなくても)の手続きが少し発生します。
アイデンティティとかあまり考えたことがないけど。。正直、事実婚でもよかったかなと思わなくもない今日この頃。
婚活女子も、婚活頑張って結婚した人も、是非とも読んで欲しい一冊
婚活頑張った人は「あーもう、そうだったよね」とあの時の頑張りがよみがえるかもしれません。
婚活女子は同じ轍を踏まないように!
婚活が長くなってくると、
「一生に一度は結婚したい。すぐに離婚してもいい。とにかく一度は結婚したいんだ」
と思い詰めないで欲しい(私の婚活仲間の実話)
婚活中の人に「これからの時代、結婚してもしなくても大丈夫よー」とは言いません。
なぜなら、私は婚活中にこれを言われるのが一番いやでした。
いろいろと選べる時代に結婚という制度に関わりたいのです。
自分の人生は一度きりです。
婚活、自分の納得いくまでしてください。
きっと、失敗したなとかやっちまったと思うこともあると思います。
焦らず、出会いとか運をつかみ取ってくださいね!!