こんにちは、ひよこ( @notetoself2017)です。
トレーニングをかねて、富士山登山をしてきました。
富士山はいろいろなツアーも出ていますし、もちろん個人で挑戦も可能。
7月上旬は、天候が悪いことが多いですし、リスクを考えて「朝発2日間 富士宮ルート登山 ガイド同行/九合目山小屋&個室」で参加しました。
天候に恵まれ山頂ではご来光もばっちり拝むことができ、よき富士山登山となりました!
富士山登山の持ち物 女子一人ツアー参加の場合
普段の登山とほぼ変わらずです。
ポーチはバスの中・山小屋で使用するためのものです。
登山中はザックとストックを使っています。
花の湯で食べた朝食は画像にはありません。
ウェア類・登山用品
レインウェア・フリース・長袖メリノウールTシャツ・ソフトシェル。速乾性Tシャツと登山用パンツは着用しています。
ネックカバー・手ぬぐい・帽子・サングラス・アームカバー・ゲイター・ストック
ソフトシェルは冷房対策でバスの中でも着ていました。
サンシャインツアーでは、レインウェアやザックなどの7点もしくは12点セットのレンタルもあります。
飲料水
水は1L+500ml+500ml+300ml(行きのバスで飲む用)登山用に2L用意。
体力に自信がない人は500ml~1L程度にして、足りなくなったら山小屋で400円~500円で購入するのがオススメです。ガイドさんも「水は重いから持ちすぎないように!途中で買えます」とおっしゃっていました。
行動食
レモングミ・レモンピール・魚肉ソーセージ2本・バランスパワー・ビスコ1箱・アーモンドチョコレート・ゼリー飲料1個・塩分チャージタブレット。
足りなかったら山小屋で調達しようかと思いましたが、少し余りました。
衛生品や小銭・カメラなど
小銭・日焼け止め・UVカット機能のリップ・目薬・櫛・生理用品・テッシュ・ウェットテッシュ・アルコールスプレー・カメラ・充電器。
山小屋泊用
メイク落としシート・汗拭きシート・眼鏡・コンタクトレンズケース・歯ブラシ
下山後の着替え
Tシャツ・下着・靴下のみ。
立ち寄りの花の湯で預けることも可能なので、下山後の荷物がしっかりあっても安心です。
サンシャインツアーで富士山登山の行程・タイムスケジュール
富士山登山で利用したサンシャインツアー。
下山後(2日目)は温泉入浴(バスタオル・タオル無料貸出)付とブッフェスタイルの昼食付に惹かれて申し込みしました。
2022年7月10日出発。オプションの1日目の「昼食なし」にして、16,300円(+剣が峰までのオプション500円現金払い)でした。
この記事では、サンシャインツアーの富士山登山の行程や感想について紹介します。
なお、私は富士宮ルートを利用しましたが、帰りの隣の席の方が吉田口ルートだったので、その方の話も交えています。
また、9月には高所トレーニングのために富士山登山(吉田口ルート)もしましたよ!
新宿駅西口都庁大型バス駐車場(議事堂通り高架下) 7時10分集合7時30分出発
7時10分から受付開始し、7時30分出発です。
バスは、大宮・横浜・西船橋・東京からも乗車可能ですが、新宿で乗り換えを行います。
高架下なので、ちょっと不安に感じるかもしれないですが、壁に「都庁大型バス駐車場」とあるので入っていくと、旗が立っています。
バスは富士宮口と吉田口の混在。ザックをトランクに預けますが、 富士宮口と吉田口を伝えてスタッフさんに渡します。
席は指定席。一人参加でも女性同士となります。
富嶽温泉「花の湯」 9時30分到着
途中のSA休憩はなく、花の湯に9時30分ごろに到着。
富士宮口チームは下車してザックを受け取ります。吉田口チームはバスに乗ったまま、吉田口に向かいます。
吉田口チームは乗車場から吉田口までトイレ休憩がないとのこと
花の湯で事前予約ていたレンタル品を借りる人は借りて、食事休憩です。
昼食付で申し込みしている人は10時からブッフェ会場で昼食タイム。2日目の昼食とほぼ同じ内容だった模様。
私は昼食付にしなかったので、フリースペースで持参したおにぎり・サンドイッチを食べて、館内の雑誌を読みながら時間をつぶしていました。
ロッカーもあるので、不要な荷物を預けることも可能です。
富嶽温泉「花の湯」 10時50分出発
バスに乗る前に検温をしてもらい、リストバンドを貰います。
富士宮口までの専用バスに乗って、富士宮口に向かいます。座席は自由席です。
富士山 富士宮口ルート入り口駐車場 10時15分着
ほぼ定刻通りに富士宮口に到着。
ザックを受け取り、フリープランの人は各自で登山。
私はガイド付きでしたので、ガイドさんと共に出発です。
ガイド付きと思っていたら、フリープランだったという人もいたので、申し込みするときには、気を付けましょう!!
高度順応(高所慣れ)のために少し駐車場で時間つぶし。
ガイドさんからストレッチや注意点、ザックのベルトの位置確認をします。
富士山表口五合目 12時50分出発
13人+ガイドさん2名で出発です。
基本的に山小屋と山小屋の間で広い道のところで1、2回休憩を交えて、ゆっくりペースで登っていきます。
富士宮ルートは登山道が短いですが、その分急こう配もあります。休憩の度にしっかりストレッチ&水分補給していました。
ずーーとガスの中で景色が悪いのですが、時折下界が見えました。
3,000Mを超えてくると、酸素が薄くなってきます。ゆっくり深呼吸しながら登っていきます。
酸素ボンベを使う人もいましたが、ガイドさん曰く「自分の肺を鳴らすためにもしっかり深呼吸して酸素ボンベは使わないほうがよい」とのことです。
前後にはほぼ人がいないため、追い抜き・追い越しもほぼありません。
途中で小雨が一瞬降ってきたので、ガイドさんの指示のもと、レインウェアを着ました。
(すぐに雨はやんだので、ほぼ濡れませんでした~。よかった)
萬年雪山荘は次の山小屋!1日目に距離を稼いでおきたいので、萬年雪山荘宿泊は助かります。
宿泊宿「萬年雪山荘」18時57分着
今回、宿泊するのは標高3460Mに位置する萬年雪山荘に到着。
到着後に自分の寝床を割り当てられるのですが、、ツアーで女性1名参加者が私ともう一人の2名のみ。このもう一人の方が個室プランにしていたため、なんと!私も個室になりました
萬年雪山荘は、最大8名くらいまでの部屋に分かれているのですが、8名部屋に4人など、余裕をもって割り当てられていました。
空室を撮影させてもらいましたが、こんな感じ。
まだまだ宿泊人数制限しているので、隣の人との間には余裕があります。壁にザックをかけるフックがあるとのこと。
私はこんな感じで贅沢に1部屋使わせてもらいました・・・。
急遽、部屋を割り当てられたため、スタッフさんがエアマットと寝袋を持ってきてくれました。富士山の山小屋の布団は微妙な印象しかなかったのですが、、寝袋はすごく清潔で快適でした。
19時15分から夕食はカレーライス。
標高が高いので、食欲がやや落ち気味。よく噛むように意識しながらいただきました。
ガイドさんから今後の時間の説明がありました。
- 消灯20時。部屋で電気はつけてもよいけど、荷造りの音は響くので早めに済ませること
- 起床時間1時50分。ガイドさんが起こしに来てくれます。
- 2時に朝食が準備されます。折り詰めなので無理に食べなくてもよいけど、食べないと力がでないので少しは食べて欲しい。
- 2時20分に出発できるように準備して集合
- 山頂後にまた山小屋に戻ってくるので、不要なものは部屋に置いていって大丈夫とのこと。着替えなどは置いて行って、最低限(水・補助食・カメラ)だけで充分
- 寒いのでレインウェアを着る。個人差もあるけど、暑ければ脱げばよいのでしっかりと着こむように
フロスとお茶でうがいで済ませようと思いましたが、トイレの手洗い場で歯磨き粉なしで歯磨きしました。うがいは持参した水で行っています。
1時45分起床
2時の朝食のときにはほぼ準備を済ませておきたいなということで1時45分起床。ごそごそと準備をしているとガイドさんが起こしに来てくれて体調確認。ぐっすり寝れたし、体調も問題なし!
着替えを済ませて、食堂に向かいました。
何が嬉しいって、ご飯がほのかに温かいんです。「ここで食べてね」という意味がようやく理解できました。
朝食をいただいて、外に出ると寒いけど激寒ではない感じ。
トップスは、メリノウール長袖Tシャツ・アームカバー・フリース・レインウェア。ボトムスは機能性タイツとレインウェアにしました。
風は冷たいので、帽子・レインウェアのフード・ヘッドライトを付けて準備万端です。
萬年雪山荘から山頂へ 2時30分出発
富士宮ルートは急こう配なので、ヘッドライトは必須です。
鳥居が見えたらあと少し。でもあと少しが長いんですよね~
富士宮ルートの山頂到着 4時12分着
富士宮ルートの山頂に到着。お鉢参りしたい希望者が少ないため、富士宮ルートの山頂でご来光するチームと剣が峰でご来光するチームと一旦分かれます。
もちろん私は剣が峰まで行きましたよ!
富士山 剣が峰山頂 4時34分着
剣が峰に向かうこの急な坂は通称「馬の背」。
風がほぼなく、意外とすいすいと山頂に行くことができました。
ちょっと日が昇り始めていたこともあり、ちょっとダッシュまでする元気がありました。。。個室で爆睡できたのよかったのかもしれません。
山頂はさほど混んでいなくて、山頂標識も数名並んでいる程度。記念写真をあちこちで撮影できました!
富士宮ルートの山頂に戻ると、富士山頂上浅間大社奥宮が開門していて参拝させてもらいました。御朱印を書いてもらえるので、御朱印帳を持っていくのがオススメ。(私は以前にもらっているので今回は持っていきませんでした)
隣に郵便局があるのですが、6時からのオープンとのこと。オープンを待っていたら下山に間に合わないので断念。
御来光をみて、ほっとしたのか、お腹が空いてきました(笑)集合時間まで時間があったので、頂上富士館で味噌汁(400円)と行動食を食べました。
味噌汁の具はネギ・わかめ・おふ味噌汁の具はネギ・わかめ・麸。ワンタンスープやカップうどんはインスタントのものです。こちらを食べている人が多かったです。
急こう配なので慎重に下山していきます。途中で暑くなったので、レインウェア・フリースを脱いでメリノウール長袖1枚にしました。
萬年雪山荘 6時50分着
預けておいた荷物をピックアップしてつつ長めの休憩。
レインウェアのパンツを通常の登山パンツに着替えて、荷造り。アミノバイタルを飲んだりして下山準備。
かなり日差しが強いので、日焼け止めをしっかり塗って水分補給して下山です。
1時間くらいしたら曇り空になったので暑さそこまで感じられず、快適でした。
途中で荷揚げしているダンプカーと遭遇。
ちょっとゆっくりペースすぎて疲れてきたので、ガイドさんの許可をもらって先に下山することにしました。
高山植物の写真を撮りつつ、マイペースで下山。
5合目に降りても駐車場なので、ここで少し時間つぶし。11時10分ごろに出発して5合目へ。
富士山表口五合目 標高2400M 12時50分到着
お疲れさま~!5合目に到着です。
富士宮口出発 12時
私は先に下山したので、のんびりとストレッチや荷物整理をして待っていました。しばらくしてガイドさんたちと同じツアーの方たちが下山してきて集まってガイドさんからご挨拶がありました。
ガイドさんたちも今日が初ツアーだったそうで「怪我もなく天気にも恵まれて幸先がよいです」と安堵の表情でした。
バスが来たので、他のツアーとの混在バスで花の湯に向かいます。席は自由席でほぼ満席でした。出発時には、ガイドさんたちがお見送りしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。
富嶽温泉「花の湯」 到着 13時10分
花の湯に到着する少し前に、名古屋組・大阪組・首都圏組のそれぞれの集合時間が告げられます。
首都圏組は15時集合。大体2時間弱あり、お風呂と昼食時間となります。
入館したら、検温して受付で鍵とバスタオルを受け取り。風呂場の入り口付近の棚からフェイスタオルを取り脱衣所へ。
ロッカーも洗面台も数が充実!多すぎて、風呂場の入り口がどこなのか迷うくらいです。
洗い場も多くて、待ち時間もなし。シャンプー・リンス・ボディーソープ完備。
水風呂(登山後は足を冷水で冷やした方がよいですからね)・内湯・外湯もあるので、のんびりをお風呂も楽しめました。
洗面台も多くて、こちらも待ち時間なし。化粧水などはないので、自分で用意が必要です。
お風呂でさっぱりとして、2階にある昼食会場に向かいます。宴会場のような感じで、大きな丸テーブルと椅子。
温菜・冷菜・カレーや焼きそば・デザートとあります。
正直、レトルトっぽいものが多くて「すごく美味しい!」というわけではないですが、登山後にしっかりとタンパク質・炭水化物が取れると考えるとすごく良いです。
私たち以外のグループも多いため、到着したときにはほぼ温菜がなく。。「えっ」と思っていたら、目の前で補充がされていきました。。ヨカッタ。
ビールやジュース類は別途現金払いで注文可能。
ご飯を食べたら14時40分。あっという間に集合時間となりました。
お手洗いを済ませて、お土産(ブルーベリーとスモークチーズ)を購入。レジでお会計と一緒にロッカーのカギを返却して駐車場に向かいます。
バスは座席指定となり、吉田口チームとも合流して、新宿に向かいます。
吉田口チームは花の湯の到着が遅かったようで
お風呂でのんびりしすぎてブッフェを食べれなかった~とのことです。
富士浅間大社 15時20分着
30分ほど富士浅間大社・お宮横丁散策。
なんだか富士山登山後とは思えないくらい、のどかな時間でした。
富士山をご神体として祀る神社、富士山本宮浅間大社。
本殿の脇にある湧玉池(わくたまいけ)
富士山に降り積もった雨や雪が地中に浸み込み長い年月をかけてろ過され集まり流れとなる「富士山の伏流水」が湧き出たものです。
持ち帰り用のペットボトル(有料)もありますが、煮沸してから飲んでくださいと注意書きがありました。
行程の注意書きにありますが、
浅間大社・お宮横丁は多客時や交通渋滞や行程時間上、立ち寄れない場合があります。
海老名サービスエリアで休憩
海老名サービスエリアで小休憩。
ちょっと小腹が空いたような気がするので、成城石井で鉄分入りヨーグルトを飲んでからバスに戻りました。
登山でかなり体力消耗しているので、下山後もこまめに食べるようにしています。
新宿到着 19時
途中で目黒あたりで渋滞(事故渋滞?)にハマりましたが、19時ごろに新宿に到着。
登山中はいい感じの曇り空で熱中症になることもなく、無事に山頂でご来光が観れたので本当に満足です!
翌日は軽い筋肉痛と疲れがありましたが、楽しい富士山登山となりました。
サンシャインツアーに参加した注意点
登山ツアーって一般的な旅行ツアーとはまた一味違います。
ここでは、私が感じた注意点や感想を紹介します。
【注意1】自分の申し込みしたプランは確認しておく
当たり前ですが、自分の申し込みしたプランを確認しましょう。ガイド付きと思っていたら、フリープランだった方がいらっしゃいました。
ガイド付きかフリーなのかは、かなり気持ち的に差が出ちゃうので、行く前に確認しておくのがオススメ。
サンシャインツアーは結構細かく予約設定ができます。山小屋指定や個室プランもあるので、要確認です。
バスに乗る前にバウチャー(予約証明書)が手渡されるので、そちらで確認しておきましょう。念のため、申込確認のメールのスクショもあるとよいかと思います。
【注意2】時間厳守!乗り遅れに注意
サンシャインツアーは、添乗員がいません。バスの集合は自己責任となります。
点呼は取っていますが、インフォメーションにも書かれている通り「定刻までに集合されない場合は、前途放棄されたものとして、バスは出発いたします。」
帰りの花の湯から富士山本宮浅間大社間で乗ってこなかったですが、 富士山本宮浅間大社で追いついたという人がいらっしゃました。
集合時間の案内はありますし、不安であれば運転手さんに確認しましょー。
登山ガイドさんによると、過去にはバスの出発12時に間に合わず、花の湯までタクシー(約1万円)で追いかけた人もいるとのことです。
吉田口ルートは時間的にどうのかな?
全体の人数が少なかったからなのか、花の湯までは富士宮ルートと混在だったんですよね。道的にちょっと遠回りじゃないかな?実際、帰りの花の湯時間が少なかったわけですし。。。
吉田口ルートは八合五勺3,450mの山小屋「御来光館」宿泊。希望者が多くて、全員でお鉢参りしたとのことで羨ましー!
ガイドさんから「ヘルメットは必ずかぶるように」とのことで、5合目のレストハウスで2,000円の預かり金(返却時に2,000円は返してもらえます。)借りたそうです。
ヘルメットの件は、申込ページに記載がないのでガイドさんによって違うのか統一なのかは不明です。
お鉢参りができるかは天候と希望者数による
お鉢参りは当日現金払い500円で可能です。が、約3キロ90分。私たちのパーティ13名に対して2名のガイド。
お鉢参りをするとなると、ガイドが分かれて案内することになります。半数以上が希望しないと難しいようです。お鉢参りしない(体力がない)に対してガイド1名はそれなりにリスクが伴います
今回のように天気がよくても、希望者が少ない場合は、安全上のリスクを考慮して剣が峰までご来光のみでお鉢参りなし。富士宮ルートの山頂で待ち合わせて全員で下山しました。
サンシャインツアーで富士山登山した感想
10年以上のベテランガイドさんと3年目のガイドさんの2名でのツアーでした。
富士山初めてという方や体力的に厳しい人もいらっしゃいましたが、ガイドさんの丁寧な声掛けでゆっくりペース。休憩もこまめにありました。
ガイドさんのサポートもあり、パーティ全員が怪我もなく無事に下山できました。
ベテランガイドさんが声掛けなどしっかりされていて、3年目ガイドさんは黒子のようにしっかりサポートされていていい感じでした。
まあ、とにかく天気に恵まれたのがよかったです!