今回の旅の一番の目的は台湾最高峰・玉山(ぎょくさん)登山。
2日とも暑いくらいに快晴で、無事に登頂できました。
排雲登山ビジターセンターから塔塔加鞍部(登山口)までは専用車移動。
台湾最高峰・玉山(ぎょくさん)について
台湾最高峰、玉山(3,952m)。
日本統治時代には、富士山よりも高い「新しい日本最高峰」の意味で、明治天皇により新高山(にいたかやま)と名づけられました。
第二次世界大戦に日本が敗戦し、台湾の領有権が中華民国に移る際に、現在の名前に戻された。
その後は「重要な軍事拠点」とされ、入山には中華民国政府の許可が必要であった。
なお民主化以降も、一部の観光地を除いた地区の入山には許可が必要である。
しかしこれは自然保護の観点からであり、事前に申請を行えば、民主化以前に比べれば容易に入山する事ができ、観光ツアーもある。
2014年2月7日、中華民国山岳協会と日本富士山協会によって、玉山と富士山の友好山提携が締結された。
台湾最高峰・玉山(ぎょくさん)登山 1日目
玉山の登山道はとても整備されていて、歩きやすいです。
登山口から山小屋までは8.5キロ。
その間にトイレは2か所あり。トイレットペーパー持参です。
休憩所「孟緑亭(モンロー亭)」
孟緑亭(モンロー亭)は標高2838m
アメリカの経済学者・モンローさんの名前のついた東屋でちょっと休憩。
近くにトイレがありました。
写真がないのですが、玉山前峰への分岐があります。
ツアーなので当然行きませんが、個人登山で体力・時間があれば前峰まで往復するのもアリかもしれません。
地図上では登り60分、下り40分。
さくさくと登山道を進んでいきます。
天気が良いので、木々があるとはいえ日差しの強さを感じます。
玉山の魅力のひとつは、登山客が制限されているので、山道が混雑しない。
山小屋に収容できる人数が限られていて&日帰りはできないことはないけど難しい。
基本的に宿泊客以外は登らないため、山道が混雑しないのです。
橋をトラバースしたり、吊り橋を渡っていきます。
バラエティーに富んでいて、楽しい登山道です。
休憩所「白木林観景台」でランチ休憩
途中にある「白木林観景台」でランチ&トイレ休憩。
標高は、3096m。
休憩所はそこそこ人がいましたが、座る場所なないということはなく快適でした。
観景台というだけあって、景色が綺麗です。
玉山山頂も見えます。
玉山山頂、、最後のアタックの急こう配じゃない?とちょっと不安・・・
実は、全然お腹が空いていなくて。。
ちゃんと食べておいたほうがいいよな~とおにぎり1個とバナナ1本。
とにかく天気が良いので、見晴台の景色を楽しんだり、ストレッチをしたりしてました。
標高3096mなのですが、3000m超えているという実感があまりなかったです。木が沢山ありますし、息苦しいとか全然ない。気持ち的には普段と同じ。
玉山登山道にトイレは2か所
白木林観景台から登山道を少し戻ったところにトイレを利用。
日本の山トイレと同じ。極端に劣悪とかではなかったです。
白木林観景台から排雲山荘までは、鎖場とトラバース・大峭壁を通り、最後の急登。
とにかく天気が良くて、雲海が綺麗に見えていたのが印象的な登山道。
玉山「排雲山荘」に到着
排雲山荘は標高3402m
登山口休憩を入れて6時間30分ほどで到着。
台湾玉山登山の良い点といえは、排雲山荘が予約制であること!
玉山は、人気なので抽選外れもありますので、運次第。
私の申し込んだツアーも本来の日程は抽選外れで、リベンジしてようやく当選!!
今回の日程になりました。
外国人枠は、日曜日から木曜日。原則24人の定員数となっています。
台湾国立公園入園オンライン申請ホームページ (cpami.gov.tw)
排雲山荘を入って正面に服務台(受付)
受付の右手に着替え室・洗面所・トイレ(ペーパーは持参)。
左手に給水器と食堂。
2階が客室になっています。
客室は、二段ベット。
私たちの部屋はもう少しベット数の多い部屋です。
他の方と相部屋でしたが、一人分のスペース寝袋を敷いて横に少し物を置いても大丈夫なくらい。
カーテンで閉めることもできるので、快適でした。
廊下には数が限られているけど、ロッカーもあり。
邪魔にならないようにベットの外に置いておいても大丈夫。
夕食までは少しだけ時間があるので、荷物整理したりストレッチしたりしていました。
添乗員さんの持っているパルスオキシメーターで測定もしましたねー。
深呼吸して「SpO2値82前後、脈拍120前後」でした。
頭痛などの異変はなし。
「高所だし、こんなもんかなー」という感想でした。
排雲山荘で夕食
ガイドから食券をもらって並びます。
到着したときに夕食の時間が決まるようです。
ポークチョップもしくは骨なしチキンレッグステーキが選べるようです。
私たちはポークチョップでした。
食堂はピーク時間だということもあり混雑していますが、時間制なので座る場所がないというほどでもありません。
山小屋のスタッフさんからおかずを受け取り。
見た目は冷たいケースですが、温かいです。
ご飯と汁ものはセルフサービス。
前の人が器2個使っていたので、気にせずに使いましたが、ほんとうは一人1個だったみたい・・・
白米・汁物・鶏の油の3種類。
台湾の白米って全体的にパサパサしているので、白米に汁かけたり・油かけたりして食べることが普通なのかも。
メインはポークチョップ。
他にカリフラワーの炒め物や麩の煮付け(たぶん)・きのこの煮びたしなど。
味付けもちょうどよく美味しくいただけました。
食事中に山小屋のスタッフさんが中国語のみでなにやら説明をしていたけど、、全然わからず。
たぶん、片付けはセルフですよーってことなんだと思う。
片付けはセルフサービス。自分たちで食器の仕分けをして、残飯入れもありました。
排雲山荘は、給水器あり
食堂の入り口付近にある給水器。
お湯を入れてくれていますが、保温機能はなし。
タイミングによってはぬるかったり・なくなっている時も。
お湯がなくなっていても、すぐに補充してくれた印象です。
タイミングによっては熱々のお茶を飲むことも可能です。
今回の登山のために、ナルゲンボトル1本しかないので1本買い足したんです。
1本じゃ足りないときもあったので、買い足してよかった。
排雲山荘 翌日準備をして就寝
食後は翌日の荷物準備をして、歯磨きと念入りにストレッチ。
登山中はこまめにストレッチする派。
冷えると、足がつりやすくなるっていうし、すぐに身体が固くなるのが気になるんです。
排雲山荘は玉山山頂アタック時には不要な荷物を置いていけるので、ありがたい。
山小屋では寝袋レンタルです。(西遊旅行の申し込み時にオプションで付けています)
冬用寝袋なので、フリース着ていると暑い・・!
この日は、長袖のメリノウールのみで充分。
標高が高いので、あまり寝れないだろうなと思いながらも、まさかの消灯前に就寝。
あとで調べたら消灯は19時とのことでした。
標高が高いし、山小屋なので、ぐっすり寝れたというよりも、寝て休んだという感じです。
寝床は広いので、快適に寝れました。