こんにちは、ひよこです。
2017年8月のお盆にペルー旅行をしてきました。
ペルーは言葉(スペイン語)や文化の違い・移動が多いという不安があり、西遊旅行のツアーに一人参加。
ペルーの首都リマをはじめ、世界遺産のマチュピチュ・ナスカの地上絵・インカ帝国の首都だったクスコ・古代湖のチチカカ湖・ペルーに行ったら押さえておきたい観光地を網羅してきました。
3日目 2017年8月13日 日曜日 晴れ
リマから飛行機でクスコに向かい、クスコ市内観光。
午後からは、ペルーレイルでマチュピチュ村に向かいます。
早朝に飛行機でリマからクスコに移動
まだ日の上がらないうちにホテルロビーに集合。
ホテルの方が紙袋に朝食を入れて用意しておいてくれました。
お湯とティーパックもあるので、持参した魔法瓶にお茶を入れて、飲みながら出発を待ちます。
朝食の中身はサンドイッチ・みかん・ジュース。
バスに乗り込み、ガイドのMさんとは一旦お別れ。
クスコとマチュピチュは別のガイドさんになります。
空港でチェックインを済ませて、お店などをうろうろ。
特になにか買う目的がなくても、旅行中のお店ってなんとなく楽しいです。
出発カウンター近くで朝食を食べながら、時間をつぶしました。
リマからクスコの機内のドリンクや食事はすべて有料だったのにはビックリ。
小1時間くらいでクスコに到着です。
クスコ空港は標高3360m ゆっくり行動を心掛ける
クスコ空港の標高は3360m。
海抜ゼロメートルのリマから飛行機で標高3360Mのクスコへの移動は身体にとってはすごく負担になります。
添乗員さんからも「深呼吸をしっかりして、間違ってもはしゃぎすぎたり、走らないように。ゆっくりの移動で大丈夫」です、と注意されるほどです。
荷物を受け取り、現地ガイドのMさんと合流。
Mさんは日本人で写真家としての一面もある、個性的な方。
インカ帝国首都だったクスコ市内観光
クスコとは、ケチュア語で「ヘソ」を意味しています。クスコには、インカ帝国内のあらゆる地方から人々が集まり、まさに世界の中心地とされていました。
16世紀になるとスペイン人の征服がクスコにも及び、インカ帝国は崩壊。
スペインの征服者たちは、太陽の象徴である黄金で彩られた神殿や宮殿を破壊し、金銀を手当たりしだい略奪。インカが築いた精巧な礎石の上にスペイン風の教会を建設していきました。
キリスト・ブランコ展望台
クリストブランコとはスペイン語で「白いキリスト」
この丘からサクサイワマン遺跡を眺めることができます。
よく旅行雑誌とかに民族衣装とリャマと一緒に記念撮影している写真を見たことがある方もいると思います。
ガイドMさんに教えてもらいましたが、「あの人たちはプロ。お金を払えば、一緒に記念撮影してもらえます。」とのこと。
サクサイワマン遺跡
サクサイワマンの石組の目的は城砦(城塞、要塞)、宗教施設ではなかったのかと所説ありますが、謎のまま。
ただ、そこには巨石が積み上げられています。
インカ帝国の第9代皇帝パチャクティの命によって1438年以降に建設が始まり、約50年後の第11代皇帝ワイナ・カパックの在位中に完成したと定説ですが、真実は不明。
南米文化は文字がなかったのに加えて、侵略したスペイン人がグチャグチャにしてしまったこともあり謎の多いインカ帝国。でも、それがまた神秘なのかもしれません。
巨大な石組みは、ほんの少しの隙間も無く、きっちりと合わさっている。複雑な形の石ばかりなのに、この精密さ。
この石がどこから運ばれてきたかなど、謎が多く、ガイドさんをはじめ多くの男性陣が大興奮する「考古学ロマン溢れる遺跡」でした。
旧市街散策
ペルー中南部の町、クスコ。標高が3,400m。
クスコの街並みは世界遺産にも指定されています。
散策をするのですが、歩道があるようなないような。車に注意しながら散策です
ガイドのMさんもこのあたりにお住まいということで、散策中に近所の方に挨拶されていました。(しかも自治会の役員だそう。。やっぱり、どの国でも自治会ってあるんですね)
サント・ドミンゴ教会やカテドラス(大聖教)、ラ・コンパニーア・デ・ヘスス協会などが立っているアルマス広場を散策。
とにかく日差しが強いので、サングラスがないと疲れてしまいます。
2011年12月にオープン。当時は世界で最も標高の高い場所にあるスターバックスとしても有名になりました。その後、もっと標高の高いボリビアにもスターバックスができたそう。
現地に溶け込んでいるような外観になっていました。
ペルーのプカラ牛
家の魔除け・守り神として家の屋根の上に2体置かれています。
沖縄のシーサーと似ていますね。
牛は強い動物として、悪いスピリットを寄せ付けないとともに、幸運を呼び込むと伝えられています。スペイン人をバカにするように舌を出しているという特徴もあります。
インカ帝国の石組み12角の石
「剃刀の刃一枚通さぬ」と形容されるインカの石組みの路地があります。
この路地の中にガイドブックでも有名な12角の石があるので、そちらを見学。自力で発見するのは難しいかな。ガイドさんがいてくれたから、この石を見ることができました。
相変わらず、テンション高く説明してくださったガイドのMさん。
巨大地震が来たときに最近の建築物は倒れる中、インカ帝国時代の建築物はびくともしないので、現存しているのもこの複雑な石組みのおかげです。
日本のレンガ作りとは違い、それぞれの石の形が違いパズルのように精巧に組み合わさっているのは不思議です。
地面にあった、この方角の印はインカ帝国の4つの州のうちのひとつ、アンティスーヨ(Antisuyo)を指しています。
日本人が経営する「PUCARA(プカラ)」にてランチ
アルマス広場に面しているので、散策中にふらりと入った印象の残るレストランでした。
日本人が経営しているといっても現地では料理が美味しいと大人気のレストラン。オーナーの鈴木さんはペルー料理研究家として20年以上クスコに住んでいるそうです。
日本語メニューもあり、土日になると和食定食も数量限定で提供しているそう。
ツアー中におにぎり弁当を食べるのですが、そのおにぎり弁当を作ってくれたのもこの「PUCARA(プカラ)」です。
野菜スープ
気のせいか出汁が効いていて美味しかったです。
メイン 鱒のグリル
日本的な焼き方というか、外がかりっとしていて中がふんわり。
やっぱりここでも添乗員さんのポン酢が登場していました。
付け合わせのジャンボとうもろこしが美味しかったです。
フルーツサラダ
やっぱり最後はフルーツサラダ。
こんなに毎日フルーツを食べることがないので、新鮮でした。
番外編 豚肉のロースト
ガイドのMさんが「クスコは豚肉が美味しい」っていう話があったのです。
そうなったら豚肉が食べたくなるじゃないですか。私と同じ一人参加の人と「せっかくだから豚も食べたいね」と通りの並びにあるレストランでテイクアウトしてきたもの。
持ち込みしちゃったんですよね。
スパイスが効いていて美味しかったです。骨付でしたが、それがまたいい感じです。当然二人で食べきれないですし、ツアーの方たちにもお分けしましたよ。
インカの聖なる谷ウルバンバ渓谷を下ってオジャンタイタンボへ
食後はマチュピチュ村までの移動です。
バスに乗り込み、マチュピチュ村に持って行かない荷物をその後に泊まるホテルに預けてもらいます。
私たちはバスの中で待っていて、添乗員さんとガイドさんが預けてくれました。
インカの聖なる谷ウルバンバ渓谷を下って、マチュピチュ高原列車発着駅のオジャンタイタンボへ向かいます。
2時間程度バスでの移動。
ずっと3000mという標高が高いところで歩いていたせいか、疲れていてすこし仮眠していました。