NakaraHotelで1泊し、翌日に登山口のマラングゲードに向かい、登山開始です。
キリマンジャロへの登山ルートは主に5つあります。
その中でも比較的に簡単に登ることができると言われてるマラングルートを利用しました。
マラングルートは、別名コカ・コーラルート。
キリマンジャロ登山各ルートの中で、山小屋泊ができる唯一のルートでもあります。
Kilimanjaro National Park (arcgis.com)
キリマンジャロ登山口 マラングゲート到着
マラングゲートに到着すると見事な快晴!登山日和!!
入山手続きやポーターさんたちが荷物分けしている間に写真を撮ったりして過ごします。
自分で持つものとしては、水・補助食・日焼け止めなどの細々したもの・レインウェア・パスポート・現金程度。
日本での登山よりも荷物を軽くして、とにかく体力温存して山頂アタックに備えます。
屋根付きのスペース(PICNIC SITE)には、キリマンジャロの模型や咲いている花の紹介などがありました。
初日にみているときはふーーんくらいにしか思っていないですが、
改めて見てみると、山頂アタック日の急こう配ぶりがすごいですよね・・・。
外にはキリマンジャロ山頂の模型もあり、上に登って写真を撮ったり。
下では、ポーターさんたちが作業していました。
このポーターさんたちの誰がどの荷物を持つかを決めるのに時間がかかるそうで、、出発時間も終わったら出発というアフリカタイムです。
準備もできたようなので、管理事務所へ移動。
うろ覚えですが、管理事務所で国籍(住んでいる場所だったかも?)・パスポート番号・名前・年齢をサイン。
管理事務所前は、他の登山客や現地スタッフ(ポーターやガイドなど)がいてちょっと混雑していましたが、混雑はここだけ。
登山道を含め他の場所は空いています。
キリマンジャロ登山口マラングゲート通過 10時30分
いよいよ、キリマンジャロ登山スタートです。
初日は、マランゲート(1,847m)からマラングハット(2,709m)・約8キロを歩きます。
ゲートを通過後に左手の建物に入って、「ペットボトルの水は持っていないか?」と聞かれます。
※タンザニアはプラスチック対策には非常に厳しいです。ペットボトルの持ち込みした場合の罰金など本当に面倒なので、本当に持ち込まないで欲しいと注意喚起がありました。
水は、ペットボトルではなく自分のウォーターボトルに入れて入山しています。
キリマンジャロ登山 初日の服装
ソフトシェル・半袖Tシャツ・アームカバー、サポートタイツと長パンツ。
サングラスもしていて、日本の春山と同じ服装です。
途中で暑くなり、ソフトシェルは脱ぎました。
とにかく日差しが強いので、日焼け止めは必須。
樹林帯を歩く
緑豊かな樹林帯の道を歩いて行きます。
苔が美しく、緑・水が豊か。
なんというかアフリカ感がゼロ!笑
屋久島のような感じですね~と話しながら、進んでいきます。
ランチ 12時40分
マラングルートは整備されている登山道を歩くため、途中には必ずランチポイントがあります。
他のグループと重ならないのも謎ですが、基本的に机と椅子があって、コックさんが温かい食事を用意してくれています。
コックさんらは先回りして、ランチ準備をしてくれています。私たちが到着すると、ウェーターさんらがせっせと食事を運んでくれています。
初日ということもあり、ランチの準備をしてくれていると知っていましたが、テンションがあがります。
日本で登山していると、自分で場所を確保してザックから食事を出して・・なのに、これだけでも感動!
テーブルにカトラリー・ランチプレートがセットされていて、私たちは席に着くだけ。
席に座ると、熱々のヌードルを取り分けてくれます。
食べる前から感動と感謝しかありません。
初日のランチはこんな感じ。
ヌードルは、塩ラーメンにピリ辛味を足した感じ。登山中にはこのピリ辛な感じが妙に美味しく感じます。
中央にはポピュラーなタンザニア料理「sambusa(サンブーサ)」。
インド料理のサモサと同じです。生姜がたっぷり入っていて、これまた美味しい。
登山中は味のメリハリのあるものが美味しく感じられるようです。
量が多めなのですが、「余ったら、スタッフが食べるから、無理して全部食べなくても大丈夫」というけども。。
残したものがどうなるのかは謎だけど、食べかけを残すのは辞めようとなんとなく思うのでした。
食事が終わると、今日の目的地のマンダラハットに向かいます。
アフリカの人って頭の上に荷物を載せるよね。。
ポーターさんに「ジャンボー」と声をかけると明るく「ジャンボー」と返事をしてくれることが多いですし、ガイドとは何やら会話もすることも多かったです。
日本の歩荷さんは寡黙な印象なので、全く違う対応で新鮮です。
オナガサルに遭遇 花もきれいです。
途中、オナガサルに遭遇。
カタツムリも発見。殻の色がカラフル。
お花もいろいろ咲いていました。
なんとなく、行きはあまり写真は撮らず。その代わりに?下山時に沢山撮影しましたー!
この美味しそうなキノコは毒キノコらしいです。
樹林帯でアフリカ感はゼロですが、やっぱり異国の地。
自分たちのグループのみで他の登山客の追い越し・追い抜きもなくワーワーとおしゃべりしながら、ホロンボハットに到着しました。
ホロンボハットに到着 15時10分
初日の宿泊地のホロンボハットに到着。
行動時間はだいたい4時間40分。初日なので、このくらいで丁度よいかな。
マンダラハット 2720mに到着!
小屋は4人部屋ですが、人数の関係上、私を含めて3人で利用させてもらいました。(登山中はずっと同じメンバーで小屋を利用しました。)
到着すると、洗面器でお湯をもらえます。
このお湯で顔を洗ったり、手ぬぐいを濡らし足を拭いたり。リフレッシュできました。
新しい小屋だったからか?電源コンセントもあり。
Freewifiもあるので、ネットもつながります。
食事や休憩するのは中央にあるレストハウス。
ある程度、荷物の整理ができたら、ここでお茶タイムです。高山病予防のためにとにかく水分を摂取です。
現地スタッフさんたちが用意してくれるのは、ポップコーン・コーヒー・ミロ・紅茶・粉ミルク・砂糖とお湯。
写真に写っている他のものはツアーでご一緒した方たちが持ってきたもの。
食器類やカップ類もポーターさんが運んでくれるものです。
他のチームはプラスチックのコップなのに、私たちのチームは保温性のあるコップ。
特に夜は冷めにくいのでしっかりと水分を取ることができて感謝です。
夕食準備のため、席を空けて、再集合です。
ホロンボハットの夕食
コックさんが同行のため、食事は全て作ってくれます。
席には皿があるので、こちらのやることといえば、お鍋のあるほうに持っていくとか・食事の乗った皿を奥の人に渡すとか、それくらいしかしません。
スープ。何味と言われても表現しずらいですが、温かく美味しいスープ。
夕食はバナナと豚肉のシチュー。(豚肉ではなく牛だったかも??)
桐谷健太さんがキリマンジャロ登山したときにも「バナナがほくほくしていて芋みたい!」と表現されていましたが、まさしくそれ!です。
甘くないバナナはそのまま食べるよりもシチューのほうが美味しく感じます。
人参やインゲンも入っていて野菜が多めで美味しいです。
濃厚なアボカドとパンもあります。食べすぎないよう、腹8分目ですが、大満足の夕食でした。
この夕食後からダイアモックスを服用しました。
夕食集合のときにはまだ明るさはありましたが、夕食後は真っ暗。そして気温も下がるので、ダウンジャケットを着て、ヘッドライトを付けて小屋に戻ります。
キリマンジャロ登山中は湯たんぽと共に就寝
小屋に戻って明日の準備をと思っていると、まさかの「湯たんぽ」が支給されました。
冷めるといけないので、すぐに寝袋の中に押し込みます。
今回の登山でぐっすりと寝れたのは湯たんぽのおかげでもあります。
寝る時は下はひだまりチョモランマとジャージ、上はTシャツです。最初はソフトシェルも着ていたのですが、暑くて脱ぎました。
おそらく、足元がぽかぽかで上は薄着でもよかったのかなと推測しています。
ダイアモックスを飲み始めたので夜中に3回トイレのために起きましたが、それ以外はぐっすりと就寝。
湯たんぽでポカポカだったからかな。
夜中のトイレは真っ暗でちと怖いですが、しゃーないですね。。
キリマンジャロ登山#1 マラングゲートからマンダラハットへ←この記事
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