文京区弥生美術館で開催されている「集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり 展~ドラマチック!ゴージャス!ハードボイルド! 」に行ってきました。
一条ゆかりさんの漫画を読んだことがあるならぜひともおすすめしたい原画展でした。
集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり 展~ドラマチック!ゴージャス!ハードボイルド! 」
文京区弥生美術館
東京都文京区弥生2-4-3
2018/09/29(土)~2018/12/24(月・休)
開始:10:00終了:17:00
備考:入館は16:30まで
*会場構成は変わらず、原画のみが入れ替わります。
前期:9月29日(土)~10月28日(日)
中期:10月30日(火)~11月25日(日)
後期:11月27日(火)~12月24日(月祝)
月休館 ※ただし10/8(月・祝)開館、10/9(火)休館
一般 900円/大学・高校生 800円/中・小学生 400円
※竹久夢二美術館も観覧可能
一条ゆかり展の感想
一条ゆかりさんといえば、代表作「デザイナー」と言われていますが、私の中では小中学校のころに読んでいた「有閑倶楽部」の印象が一番強いです。
少女漫画界のクイーンと呼ばれる理由がよーく分かる原画展でもありました。
集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり展の混雑具合
私が行ったのは10月3連休中の13時頃。
混んでいるかなと思いましたが、待ち時間もなく、ワンフロアに30人くらい。
人がジャマで見えない!ということもなく、自分のペースでゆったり見ることができました。
集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり展の原画に込められた想い
この原画展ではデビューからひとつひとつの作品にどのような想いがあって書いたのか。
自分が書きたい!と思ったものを書ききる。今までの少女漫画のイメージをくつがえしたい!、といった一条ゆかりさんの反骨精神をつよく感じました。
それを知ってから作品をみると今まで読んでいたものとは違う印象を受けます。
生原画は生気が宿っているものばかり。
一本一本の線が繊細で、ほとんどホワイトで修正がないんですよ。
もう、ため息がでるくらいに綺麗な原稿ばかりでした。
デビューの初期から中期、最近と時代に合わせて絵が変わっていきますが、やっぱり一条ゆかりさんらしさは健在。
2004年に緑内障を患い、視野が一部欠け2009年にはかなり悪化したようです。
そのため、当時連載中だった「プライド」の途中からデジタルで書くようにしたそうです。
一条ゆかり展紹介記事に展示されていた絵が掲載されていますが
気持ちのこもったペン入れと柔らかい色合いにうっとりするばかり。
ひとつひとつの連載に対しての一条ゆかりさんのコメントも笑えるものもあり、楽しめます。
私は前期に行きましたが、砂の城のクライマックスシーンの漫画がずらりとあってそこは少し混雑していましたが、必見。
原稿がないのか、一枚だけ雑誌の印刷になっていたのも歴史を感じます。
集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり展の販売物
・絵葉書 14種 各150円
・クリアファイル 3種 各400円
・パスケース 2種 各1500円→「有閑倶楽部」柄が品切れ中です。
・トートバッグ 2種 各1800円→ 1種品切れ中です。
・「有閑倶楽部」てぬぐい 1種1500円
画業50年を詰め込んだ新刊書籍「THE一条ゆかり」
会場限定販売の複製原画 「砂の城」「有閑倶楽部」「天使のツラノカワ」「プライド」4種類