こんにちは、ひよこ( @notetoself2017)です。
2022年6月30日から7月3日、3泊4日の日程で、北海道利尻山登山&礼文島フラワートレッキングツアーに参加しました。
天候もよく、本当によき旅になりました。
この記事では、準備したことや行程などをまとめました。
利尻山(利尻富士)に行きたい理由
利尻山は100名山の1番だからです。
2013年に屋久島&宮之浦岳に行ったのですが、
「まあ、100名山制覇はするつもりはないけど宮之浦岳が100番なら1番の利尻山はいつか行ってみたいな」
と思ったのです。
屋久島&宮之浦岳はHISの登山ツアーで参加しましたが、台風が接近していてテント泊と復路が修行のような感じになってしまったので、こちらのリベンジしたいところではありますが・・
利尻山登山礼文島フラワートレッキングのツアーは、ヤマカラで参加
私は今までに5回ほど登山ツアーに参加したことがあります。
私が登山ツアーに参加する理由は2つ
①危険箇所があるとかコースが迷うなどの安全面を考えて
②行くまでに面倒だから
利尻山のコース自体は迷うポイントもないですが、なにせ遠い。飛行機+フェリーでの移動、現地の宿を最低でも2泊。シーズンによって予算がどのくらいなのか・いつがいいのか、悩む。
「いつか行きたいな」と気軽に行ける距離ではないので、思い切ってツアーで申し込みしました。
「いつか行きたい」なんて思っていたら、いつまで経っても行かない自分がいるのは分かり切っているからです。
利尻山登山ができるツアーは数社ありますが、今回参加したヤマカラです。
他にはHISのトレッキングツアー、近畿日本ツーリスト、アルパインツアーなどでもあります。東京発着もあれば、稚内空港集合など様々。
比較検討するとヤマカラが一番安かったので、ヤマカラにしました。
ヤマカラは基本的に相部屋設定・募集人数が多め。他ツアーは天候によって利尻山登山と礼文島フラワートレッキングを入れ替えをしますが、ヤマカラは日程入れ替えなし。
行程的に他と変わらないですが、日程の組み方・宿などの微妙な差で安いかと思われます。(追加料金払えば可能な限り個室対応もしてくれるようです)
利尻登山&礼文島フラワートレッキングのツアー旅行の準備
久しぶりの旅行すぎて。。何を持っていくのか、悩みました。
山小屋泊ではなく旅館泊なので、難しく考える必要もないんですけどね。旅館の備品は一般的なものが揃っていました。
登山ツアーはスーツケースで参加
登山用のザックが26Lしか持っていないため、3泊4日の荷物を入れるのは難しい。
登山用ザックともう一つカバンする手もありますが、荷物を増やすと面倒だし、セコマでワインあったら買いたいなあと思っていたし、スーツケースにしました。
機内持ち込みできないから、降りてすぐに移動できないけどまあいいかなと。
行きは、ほぼすべての荷物を機内預けの70Lのスーツケース、機内持ち込みはアークテリクスのマカ2。
移動だけなので、スマホ・財布・化粧ポーチ・ワイヤレスイヤホンのみ。
帰りはスーツケース+登山用ザックに。
帰りのスーツケースにすべて入れることもできたと思いますが、お菓子とか潰れたら困るので登山用ザックにしました。大きさとしては、ちょうどよかったです。
登山には欠かせない、体力作り
体力作りは必須です。当たり前ですが。。お金では買えない体力です。
登山ツアーは、あくまでもガイドしてもらうだけなので、登りのは自力です。
利尻山は日帰り登山とはいえ、約11時間行動。せっせと日帰り登山していました。
4月に利尻登山ツアーに申し込み。ゴールデンウィークあたりから天気が良ければ週末登山。雨のときは中止という感じにしていたら、5月は毎週登っていますね・・。
これとは別に2年以上ほぼ毎日ソエル(SOELU)でヨガをしています。筋トレというよりもストレッチ的な意味合いですが、身体のメンテナンスは欠かさず行っています。
SOELU(ソエル)の体験レッスン・申し込み・受講方法を解説
利尻山登山は参加者11人+ガイドさん2名+添乗員さん1名。
2チームに分かれて登山。
私は、ゆっくりチームに入ったし、のんびり楽しめて翌日も筋肉痛もほぼなしでした。
礼文島に行くなら「北のカナリアたち」を見ておけばよかった
稚内から利尻島に行くフェリーで礼文島で「北のカナリアたち」のイベントポスターが貼ってあって。。
ふーんと思って見ていましたが、私の好きな湊かなえの「往復書簡」に収録されている「二十年後の宿題」が原案だったのかー!と行ってから気が付きました。
そうか、旅行前にその土地のドラマや映画があれば事前に観ていれば楽しかったかなーとちょっと思いました。
100名山利尻山登山・礼文島フラワートレッキングツアー 3泊4日の行程
利尻島は移動に時間がかかりましたが、天気・添乗員さん・登山ガイドさんにも恵まれて、本当に楽しい3泊4日でした。
唯一の誤算は船酔いしたこと。トホホ。
初日は移動のみ 稚内空港集合→利尻島へ。
今回の登山ツアーは稚内空港集合。
ご時世的にも天候の兼ね合いでキャンセルや中止もありえなくないので、飛行機は株主優待券を使って手配。
飛行機はいつぶりかなーと思いつつ(調べたら2018年のペルー旅行以来でした・・)、羽田空港へ。稚内空港行きの搭乗口に行くのに迷いながらも、ほぼ定刻通りに稚内に向かいました。
飛行機内ではちょっと寝て、機内サービスのコンソメスープを飲みながら、モニターでドキュメンタリーを観たり。
前の席の人が外の写真を撮り始めて、何がみえるんだろう?と思ったら、利尻島でした!!
飛行機の翼が入っていますがまたそれも良い感じ。
天気もよかったので、特に大きく揺れることもなく、稚内空港に到着。
集合は稚内空港。事前メールで飛行機の便は連絡すみ。
機内預かりの荷物を受け取り、どうやら同じ飛行機に乗っていた添乗員さんと合流。
飛行機の時間に合わせたバスの時刻になっているようです。乗ってしばらくして出発。
終点の稚内港フェリーターミナルに到着すると、フェリーまで時間があるので、自由行動。また改めて集合となります。
昼食は各自。移動だけでお腹も空かないし、近くのセコマで買い物してのんびりと集合時間まですごしました。
2,3日目の昼食は各自用意で、どっかで買えばいいかと気楽に思っていましたが、稚内フェリー乗り場でしか買えないんですよね。
品揃えがいいかと言われると微妙かも(東京のコンビニとは違うし。。)登山のときはコレ!ってのがあるならそれを持っていったほうがよいかも。
稚内フェリーターミナルから利尻島・ 鴛泊港(おしどまりこう)までは100分。
フェリーに乗って10分ほどで完全に酔いました(苦笑)
乗り物に弱いほうだと自覚はしていますが、久しぶりの旅行だったからか・フェリーが酔う乗り物だと思っていなかったのか。
デッキに出てみても、やっぱり気持ち悪い。酔い止めの薬を用意していなかったことを大後悔。
船酔いを自覚すると、もう寝れないし・なにをしても気持ち悪い。吐くほどでもないけど、ずーーと気持ち悪い。参りました。。。。
船酔いと葛藤しながら、 鴛泊港(おしどまりこう) に到着。
鴛泊港(おしどまりこう) につくと明日の利尻山登山のガイドさんがいらっしゃって、明日の簡単な説明がありましたが、ぶっちゃけ船酔いであまり記憶にない・・。多分、翌日の準備のことを言っていたくらいかなーと思います。
宿の迎えの車に乗って移動です。5分くらいで到着したので、よかった・・。
到着したらまずは部屋割り。
男女別の相部屋で3~4人1部屋でしたが私は3人1室に割り当て。
鍵が1つしかないのが微妙に面倒に感じますが。。船酔いを冷ませたらと、夕食前にお風呂へ行って気分転換。10分くらい湯舟に使ったら、なんとなくいい感じになってよかった!!
私は貝類アレルギーのため、夕食はずっと指定席でした。
翌日は利尻山登山なので朝早いので早めに就寝。
2日目は利尻山登山
今回のツアーの一番の目的でもある利尻山登山。
3時30分に起床。部屋から日の出がみれました。なかなか日の出を観る機会ってないので、貴重でテンションがあがりますね。
天気予報は晴。登山日和!
最後は急登もありますが、とにかく天気がよくて楽しめました。
下山後にガイドさんは「登山で疲労した筋肉を冷やして・・」とおっしゃっていましたが。
これは本当に正論なんですが、旅館雪国のお風呂にあるシャワーの場所によってはお湯しかでないという。。温度調整できるシャワーとできないシャワーがあるのですよ。
私は水シャワーのでるところに当たりましたが、、宿の設備が古いのはしょうがないかな。。
同じ部屋の方が気を利かしてくれて、一緒に早めに行って、近くに席取り。。ビールで乾杯。
ありがたや。
夕食後は改めて部屋飲み。登山の話とかいろいろ話をして、就寝。
3日目は礼文島フラワートレッキング
朝風呂して、ゆっくり朝食。
礼文島から戻るのが早めの時間なのでフェリー乗り場の目の前にある自転車を借る手続きをしておきました。戻ってきた時間ではレンタル自転車の受付が終わってしまうのですよ。。返却は宿でOK。2日間のレンタルで1,000円。翌日の朝もかるくサイクリングしましたが、借りれてよかった!
利尻島・鴛泊港(おしどまりこう)~礼文島・香深港(かふかこう)まではフェリーで75分。
初日に船に酔ったので、フェリー乗り場で酔い止めの薬を探すも見つけることができず。
フェリー内で売っていたけど、「30分後くらいに効き始めるから、今飲んでも意味がない」と言われて、トホホ。
とはいえ、礼文島からの帰り+最終日の鴛泊港から稚内港の2回フェリーに乗るので酔い止めの薬を購入。
帰ってきてから調べましたが、船の揺れが強いのは、「船体前方→船体後方→船体中央」
チケットで指定されていた場所は船体前方なので、一番酔いやすい場所でした・・・。フェリーに乗る機会は少ないけど、今後のためにも覚えておこう。
後方のデッキでぼんやりと過ごしていました。微妙に酔った気もしなくはないですが、気のせいということで乗り切りました。
フラワートレッキング中は曇り。ずっと曇り。トレッキング中に本当なら海がみえたり・眺望がよいはずですが、見事に霧。
メインの2日目が晴れだったし、涼しいからまあいいかなと。
礼文島から帰ってきて、レンタル自転車で利尻山神社とお土産を買いにセイコーマートへ。お祭り時期だったので、出店が出てましたー!
お祭りをみると気分があがりますね。
例祭日が7月1日(利尻山登山していた日)
翌日に行っているので、社務所で直会(おつかれさま会)が始まったところで、駐車場が賑わっていました。
利尻山神社は、手入れが行き届いたのどかな神社という印象。
利尻山神社の御朱印はネットで調べた時は、書置きの御朱印がある、とあったのですが、実際に行ってみたら利尻山神社では置いていないとのこと。中に巫女さんがいらっしゃったので、聞いてみると「本務所は沓形(くつがた)にある北見富士神社で御朱印授与が可能」とのこと。
Googleマップで調べると、自転車で片道46分。往復で90分。
海沿いの国道をひたすら移動すれば行けるけど、まあそこまでしなくてもよいかなというわけで断念。
夕食後にまた部屋飲み。いろいろ話せて楽しかった~。
一人参加がほとんどの登山ツアーなので、社交的な方が多いですよね。グイグイと面倒な距離感ではなく、ちょうどよい距離感を保てる人たちばかり。
ツアーの参加者って本当に運。(いや私もそう思われているわけだろうけど)
その時々によって違うけど、楽しめてよかった。
最終日も移動のみ 利尻山から稚内空港、そして羽田空港へ
最終日の朝食前にサイクリング。
海岸沿いをサイクリングしてみたい、というのもありますが、運動して疲れて船に酔う前に寝たい。。
登山中にガイドさんにおすすめしてもらったサイクリングロードの入り口に行って。。入り口らしきものを見つけたけど、まだ暗いし・強風で草がめちゃめちゃ揺れていて怖かったので通過。
まあまあな強い向かい風&小雨のため、ヤマセカムイの碑で折り返し。20分くらいしか走っていないのよねー。30分くらいは走って折り返したかった。。
ヤマセカムイの碑は、アイヌの伝説碑として残されています。
若いアイヌの夫が沖で遭難し、その帰りを信じ神に祈りながらその妻と子ともがヤマセ(東風)のたびに石になってしまったという物語。
りしりふじの文化財より引用。
戻る時にもGoogleマップをみてサイクリングロードの入り口だよなあと思いつつも、どうなんだろうか。。と思いつつ、国道の利尻ファンタステックロードで戻ります。
景色がよさげな夕日ケ丘展望に登ったのですが、すごい強風。
遮るものがないので、強風は本当に飛ばされるんじゃないかというくらいに怖かったです
朝5時に人はいないだろうと思っていましたが、なんと!私以外にもう一人いてですね・・・記念撮影をしあっいました。
このまま宿に戻ってもよいんですが、運動が足りないため利尻山神社で参拝。
60分くらいの向かい風のサイクリングはさすがに疲れたのですぐ横の池や水車のある公園でひと休憩。
宿に戻って、荷物をまとめて朝食へ。
朝食後に受付で夕食の別会計のビール代金の精算(クレジットカードok)
宿のバスに乗ってフェリー乗り場に移動。
朝のサイクリングのおかげもあり、デッキで酔う前に爆睡。稚内港に到着し、バスまでは時間があるので、自由行動。
北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージは、島の南東部にある「沼浦展望台」から見た利尻山がパッケージなんですよね。
定刻通りにバスに乗って稚内空港へ移動。ツアーとしては稚内空港までで解散。
添乗員さんから一応締めの挨拶と、山行の写真はGoogle Photoに。とのこと。お礼のメールが来ていて、そこに共有される形になっていました。なるほど、今っぽいなとちょっと感動。
各自で飛行機のチェックイン手続きしました。稚内から羽田までは1日2便運航しています。
13時15分発→15時15分
15時発→16時55分
スムーズにいけば13時15分発で間に合うのですが、ツアーとしては、帰りの便は15時発を推奨。フェリーが遅れるはあり得る話ですからね。。
スムーズに到着したので、13時15分発に振替も可能な時間。株主優待なので、早めることも可能ですが、早く着いても東京は暑い。そのままの15時発でチェックイン。15時発の人たちと一緒に空港内のお食事処でランチしました。
おおなご(標準名はイカナゴ)の蒲焼丼(770円)がっつりと甘辛くていい感じ。
エアポートレストランの窓からは飛行機が見えて、あれだねーとか話していると、アナウンスが入り・・13時15分発の飛行機はバードストライクのトラブルに見舞われてしまい。。状況説明が何度かありましたが、結局羽田から代替を準備することになり。18時発になっていた模様。
そんなことがあり15時発が先に出発。多少、出発時間に遅れがありましたが、しょうがないですよね。
当然、機内は満席。
席まで移動する時には混雑感がありましたが、窓側でしたし、のんびりできました。
羽田空港の滑走路が混んでいて、到着が遅れましたが、到着して外に出ると安定の蒸し暑さ。
3泊4日、あっという間でしたが、天気もよく、食事も美味しくて。楽しく過ごせました。
利尻山登山・礼文島フラワートレッキングのお土産はセイコーマートで
北海道といえば、セイコーマート。
お土産はセイコーマートでおつまみとワインを購入。あと、礼文島のフェリー乗り場前にあるお土産店でお魚ソーセージとか北海道限定の柿の種とか。
あったら買おうと思っていた池田ワイナリーの町民用ロゼワインは購入できてよかった。2本買い占めた(笑)
池田ワイナリーの町民用ロゼワイン(町民還元用ロゼワイン)にブドウ品種は、ラブルスカ種。好みの分かれるフォックス臭・フォクシーフレーバが感じられます。蒸し暑い日にしっかり冷やして、甘味と酸味を楽しめます。
空港で買った冷凍いくらはいくら丼。サッポロラガーと夕食。
帰宅して数日間は「楽しかったなー」と思い返しながらお土産を堪能。やっぱりたまにはいつもとは違う景色をみてのんびりするのは大事ですね。
利尻山登山&礼文島フラワートレッキングにかかった費用をざっくりと公開
今回のツアーでかかった費用はざっくりと145,000円。内訳は以下の通りになります。
ツアー代金 79,800円
(稚内空港で集合・解散、朝3食・昼なし・夕3食)
羽田から稚内 24,170円
稚内から羽田 25,220円
株主優待券 3,100円
(早割りでも同じくらいの金額です。万が一を考えて株主優待利用しています)
酔い止めの薬 660円
旅館で飲んだビール 1,800円
お土産代 7,400円
(ワイン2本や冷凍いくらを買ったから結構かかった)
他にツアー内にない食事代がかかっています。1日目の昼ご飯が600円くらい。2日目3日目の行動食が600円くらい、最終日の稚内空港の昼食770円。
また、登山関係の出費は行動食がありますが使いまわし的な部分もあるのでここでは含みませんが、利尻山登山用に購入した携帯トイレ262円は計上しておきます。
ツアー代と飛行機代が別ですが、10万超え。私の中で10万円を超えたらかなりの出費の部類に入ります。
初日と最終日は移動ばかりなのはしょうがないのですが。。天気にも恵まれて、無事に帰宅できて本当によかったです。