キリマンジャロは、スワヒリ語で「輝く山」タンザニア・キリマンジャロ国立公園内に位置し、標高は5,895m。
アフリカ最高峰であるとともに、独立峰としては世界最高峰の山です。
キリマンジャロ登山ツアーに参加した私が、キリマンジャロ登山の事前準備、持ち物、ツアーの行程、帰国後に起こった体調不良まですべてをまとめています。
キリマンジャロ登山をこれから挑戦する人・してみたい人の参考になれば幸いです。
キリマンジャロ登山ツアー、総額かかった費用
成田空港到着から解散まででかかった費用は915,577円
(成田空港までの交通費、登山中の非常食・日本食の購入代金、トレーニング代(高所トレーニングをかねて行った富士登山とか)は含めていません)
キリマンジャロ登山の事前準備
- キリマンジャロ登山のためのトレーニング
- 高山病予防について
- ダイアモックスのこと
- 予防接種のこと
をまとめています。
キリマンジャロ登山|トレーニング・ダイアモックス・予防接種など事前準備
キリマンジャロ登山ツアーの持ち物
ツアー参加で山小屋泊とはいえ、4泊5日。
実際に行ってみて、「あればよかったー」と思うものもありました。
頂上へ向けての登山(サミット・プッシュ)時のものや寝袋などは、レンタル品を活用するのもオススメです。
キリマンジャロ登山ツアーに持っていたもの・これがあったらよかったもの
成田空港からキリマンジャロ空港→ホテルに移動 ツアー1~3日目
成田空港は18時集合し、キリマンジャロ空港到着は、16時20分。
日本とタンザニアの時差は6時間。28時間の大移動です。
参考記事【キリマンジャロ登山ツアー】1~2日目 成田からキリマンジャロ空港へ移動
キリマンジャロ空港からホテルに移動。
夕食&歓迎会があり、翌日からの登山の準備をして、さっさと就寝しました。
キリマンジャロ登山(マラングルート) ツアー3~8日目
今回の目的はキリマンジャロ登山!
7大陸最高峰(セブンサミッツ)・アフリカ最高峰であるとともに、独立峰としては世界最高峰の山です。
キリマンジャロへの登山ルートは主に5つありますが、山小屋泊ができるマラングルートです。5泊6日の行程です。
他のルートはテント泊です。
1日目 マラングゲート (1,847m)からマンダラハット (2,709m)
緑豊かな樹林帯の道を歩いて行きます。
参考までに、マンダラハットと同じくらいの標高の山は、北陸にある白山が2,702m。私も行ったことがありますが、景色がよくていい山でした!
参考記事キリマンジャロ登山#1 マラングゲートからマンダラハットへ
2日目 マンダラハット(2,750 m) → ホロンボハット(3,807 m)
樹林帯から草原帯を歩いて行きます。
標高が高くなり、日本では見たことがないような植物が沢山あります。
ホロンボハットは3,807m。富士山最高峰の剣が峰が3,776 mなので、富士山超えのホロンボハット高所順応のため2泊します。
参考記事キリマンジャロ登山#2 マンダラハット~ホロンボハット
3日目ホロンボハットで高所順応日 ゼブラロック(4,150m)にハイキング
マウェンジ峰方面のゼブラロック(4,150m)にハイキングです。
自由参加なので、行かないという選択もあります。その場合はホロンボハットで過ごすことになります。
参考記事キリマンジャロ登山#3 ホロンボハットで高所順応。ゼブラロックにハイキング
4日目 ホロンボハット(3,807 m) →キボハット(4,703m)
砂礫の道を歩いていきます。
午後からは少し歩いただけで、かなり息があがります。
キボハットに到着に鼻をかんだら、鼻血混じりでした。気圧が低くなり粘膜が緩んだからかと思われます。
(帰国して3日くらいまで続きました。)
5日目 キボハット(4,703m) →キリマンジャロ山頂のウフル・ピーク(5,895m)→ホロンボハット(3,807 m)
砂礫道→急こう配の岩場を登った先に、ギルマンズポイント(5690m)
数歩歩くだけで息が上がります。酸素不足で思うように動かず、急こう配では全然足が上がりません。
鼻血混じりは相変わらずですが、高山症状は特に出ていません。
ギルマンズポイント(5690m)からウルフ・ピーク(5,895m)は急こう配はなく、少し登ったり下ったり。
高山症状の吐き気が出ましたが、ヒドイ感じではなく ウルフ・ピーク(5,895m) に到着。
キボハットの下山時は体力がなくなり、ガイドさんが横についてくれたおかげで無事に下山。
参考記事キリマンジャロ登山#5 キボハットからキリマンジャロ最高峰ウルフピーク登頂!
キボハットで全員集合し、ホロンボハットへ下山。
各自のペースで下山です。
参考記事キリマンジャロ登山#6 山頂アタック後キボハットからホロンボハットに下山
6日目 ホロンボハット(3,807 m)→マンダラハット (2,709m) →マラングゲート (1,847m)
1,2日目の行程を1日で下山します。
下山後は、ランチ・下山のお祝い・チップを渡す会があります。
参考記事キリマンジャロ登山#7 ホロンボハットからモシゲート
8日目 キリマンジャロ登山の下山後にお土産店・スーパーに立ち寄り
旅行のお楽しみのひとつでもあるお買い物。
お土産店と現地スーパーに立ち寄りました。
参考記事【キリマンジャロ登山ツアー8日目】登山後はお買い物|リゾートホテルでのんびり食事
9日目アルーシャ国立公園 サファリツアー
最終日はアルーシャ国立公園のサファリツアー。
キリン、猿、バッファロー、フラミンゴなどがいました。
日本の帰国するための飛行機が夕方出発のため、他社ツアーでもキリマンジャロ登山の帰国日にはサファリツアーというのが定番となっています。
参考記事【キリマンジャロ登山ツアー9日目】アルーシャ国立公園のサファリツアー
9~10日目 帰国!キリマンジャロ空港から成田空港
キリマンジャロ空港を17:25出発し、成田空港は18時35分到着。25時間の移動です。
カタール航空の機内食はずっと美味しかったのですが、メインのチョイスを間違えた気がする帰国でした・・。
参考記事【キリマンジャロ登山ツアー9,10日目】タンザニアから日本に帰国。
キリマンジャロ帰国後の体調不良について
「帰国して終わり」ではありませんでした・・・
私としては、「高山病で山頂に行けなかった」という最悪のシナリオを想定していましたが。。
まさか帰国後にこんな試練があるとは思いませんでした(苦笑)
自分の体力・体質もあるとは思いますが、下記のような変化がありました。
キリマンジャロ登山中の体調変化と治るまで
- ホロンボハットで出た鼻血→帰国して2日ほどで自然完治
- 山頂アタック後に口唇ヘルペスが発生→病院で薬を処方してもらいました
キリマンジャロ登山ツアーの帰国後の身体の変化について
- 帰国して2日後くらいから不正出血→レディースクリニックでホルモン剤を処方
- 帰国していつの頃からか、歩くと足の親指付け根付近が痛い→種子骨炎と診断。教えてもらったストレッチ&いつもの鍼灸院に行って治りました。
種子骨炎は、どの病院に行っていいか悩みました。
登山が原因なハズなので、三鷹駅北口に「武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック」で診察してもらいました。
キリマンジャロ登山は思った以上に身体に負担がかかってしまった模様。
— ひよこ🐤@三鷹 (@notetoself2017) September 30, 2022
①山頂アタック日で宿泊したキボハットで少し鼻血。
1週間たってようやく完全に止まった
②山頂アタック後に口唇ヘルペスが発生。1週間経っても治る気配がないので、病院で薬を処方してもらいました。 pic.twitter.com/WAXMQqLHyK
キリマンジャロ登山はホントに行ってよかった!
人生やりたいことリスト100にもいれていたキリマンジャロ登山。
「いつかやろう」と思っていても、いつかは勝手にやってこない。
自分でいつかに日付を入れないとな。と感じていました。
そんな中でまさかの感染症が拡大・・・して延期。
ツアーの申し込みを見た瞬間に「よし!きた!!」と申し込み。
全然、体力作りもしていませんでした。
申し込みしてからキリマンジャロまでの4か月ほどに体力を詰め込んでw付け焼き刃感は否めませんが、それでも行って良かったし、人生の経験値がひとつ増えました。
一方で、この先に自分の中で力を注ぎたいなということも明確になりました。
- 4000~5000m級の海外登山
- 旅行で困らない程度の英会話ができるようになりたい
現状の目標としては「英会話ができるようになって現地ガイドを雇って海外登山」です。
そして、キリマンジャロ登山は自分の限界に挑戦した感じもありつつ、実はもう一度行きたいなと思っています(笑)