「湯の沢温泉 時の宿すみれ」に宿泊してみたかったという理由で決めた米沢旅行。
コンセプトが分かりやすく明確。こういう宿は珍しいなと思いました。
・時の宿すみれは、おふたり専用旅館。お一人様も3名様以上も受け付けしておりません。
・部屋にはテレビも時計も無いというちょっと大人の隠れ家的な感じ
・夜のお食事が“米沢牛づくし”ということ
・10室しかない、落ち着いた雰囲気
・貸切露天風呂がある
ゆっくりのんびりするのにピッタリな旅館ということで、ずっと宿泊してみたかったんですよね。
人気のある宿なので、週末はかなり先まで満室です。
米沢駅に向かえに来てもらい、時の宿すみれに向かう
米沢駅の送迎あり(要予約)なので、15時30分にお願いしておきました。
米沢駅のロータリーに駅から宿までは15分で到着です。
途中、田んぼが沢山あるのですが、秋だったら、また違う風景なんだろうなあ。
運転手の方と話をしましたが、実は奥羽本線(山形線)・関根駅が最寄り駅で歩いて15分くらいだけど、1日6本しかないそうです。
チェックイン・アウトの時間帯にいい電車がないとのこと。
たまーに米沢駅や関根駅から歩いてくる人もいるそうですが、基本的には米沢駅から送迎か車で来る人がほとんどとのこと。
今回の送迎車は私たち1組だけでした。
時の宿すみれ 到着!
車を入り口につけてもらい、中に入ります。

ロビーでチェックインの手続きをします。少し雨が降り始めてきたので、本降りになる前にチェックインできてよかったです。

ウェルカムドリンクとスイーツは、抹茶と宿オリジナルのナッツの入ったメレンゲ。こちらのメレンゲは宿でも販売しています。

一息ついてから、部屋に案内してもらいました。
すみれの宿は全10部屋。部屋のタイプがすべて違います。
今回は、「ヨーロピアンリゾート風ひめ」を選びました。
和室で布団よりもベットがよかったという理由だけですが、すごく素敵なお部屋でした。

引き戸でドアを閉める音が響きにくくなっています。
(上の画像のみ、HPよりお借りしています。)
窓は絵のような新緑が望め、新幹線が見えました。

ふかふかのシモンズベット。隣ではオットがゴローーーンとなっております。。

アロマの香りがほのかに感じられてリラックスできます。この棚の下に珈琲・紅茶・緑茶・電気ケルトのティファールがあります。
私はカフェインを飲まないようにしているし、オットと違う種類のお茶を飲む。二人で2種類のお茶を同時にいれることが多いです。
そのため、事前に急須を2個用意しておいてほしいと伝えておいたので、カップと2種類と急須2個用意されていました。

鍵は2個用意されているので、お互いに好きなときに部屋に行き来できます。

洗面所はシンプル。
アメニティは歯ブラシセット・コットンと綿棒・櫛・ヘアパックが1個。

トイレは写真に撮りませんでしたが、段差がなく広々していました。
洗面台の隣の扉をあけると、冷蔵庫があります。

冷蔵庫にはビール・チューハイが4種類2本ずつ。軽いお菓子・冷凍庫にハーゲンダッツが2個。
価格も良心的なお値段。
また、1階の酒蔵にあるワイン・日本酒は部屋でも飲むことができます。

作務衣と浴衣が用意されています。他にバスタオルは2枚・フェイスタオル1枚・足袋・ビニル袋・持ち運び用の網籠がありました。
足袋は嬉しいですね~。ストッキングしか持ってきていなかったので助かりました。
お風呂上りに履きましたが、履き心地がよく冷え予防にもなりました。
さっそく、網籠にお風呂セットを入れて、温泉に向かいます。
時の宿すみれの温泉 内湯と貸切温泉がそれぞれふたつ
どの部屋にはお風呂がありません。
内湯はふたつあり「森と風の湯」と「時と光の湯」。男女の入れ替えは夕食時なので、到着してすぐに入りました。

到着したときは「森と風の湯」が女湯。こちらは内湯と露天風呂がありました。
露天風呂のほうが熱めですが、気持ちいい~

翌朝入ったのが、「時と光の湯」
露天風呂はありませんが、露天で休憩できる椅子が2個あります。
どちらとも、新緑が綺麗に見えて、ゆったりのんびりできました。
内湯の奥に貸切風呂があります。

木漏れ日の湯とせせらぎの湯の2つあります。
チェックインのときに注意がありますが、こちらの温泉は川に流れていく仕組みになっているので、石鹸は使えません。
ゆっくりと入浴のみです。

お二人様がコンセプトなので、2人で入浴するのにちょうどよいサイズの浴槽

ふたつの貸切風呂のちがいは石の浴槽と檜の浴槽になっています。
私は檜のほうが好きです。
そして、浴槽からは新緑が綺麗に見えて川のせせらぎが聞こえる予定が、まさかのどしゃぶり雨。
到着したときは小雨でしたが、いつの間にか雷雨になっていました・・
雨でも貸切風呂から見える新緑が素晴らしかったですが、秋の紅葉や雪景色など季節によって楽しめるお風呂です。

温泉を出て、宿が用意してくれていた作務衣に着替えてリラックスモード。
そして、冷えないように足袋も履きましたよ。

これがすごく履き心地がよく、冷えないのでよかったです。こういう気配りって嬉しい!
お風呂上りには井戸水が用意
内湯と貸切風呂の両方を入って、身体がポカポカ。ちょっと水分補給したいなと思ったら
チェックインしたときのロビーにはカウンターがあり、そこに井戸水が用意されています。

井戸水はまろやかで美味しいです。

東京に住んでいると「お風呂上りに井戸水」って最高の贅沢!!
時の宿すみれ ロビーや施設を散策
美味しい井戸水を飲んで、外をみると土砂降りの雨。。外を歩きたかったですが、無理なので、ロビー内や施設に何があるか確認することにしました。

すみれの宿にはテレビがない代わりに本棚があります。
部屋に持って行ってもかまいませんよということで本を物色。

小説やビジネス書、ゴルフ雑誌など。2泊3日で宿泊してじっくり読む感じかな。

酒蔵の隣にはお土産コーナーもあります。

時の宿すみれの女将の実家は老舗正肉店「米沢牛黄木 」のレトルト食品をはじめ山形の名物だしもありましたよ。
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本棚とお土産コーナーの間には酒蔵があります。

この酒蔵にはワイン・日本酒が用意。
カードを渡すと、夕食時にレストランで飲むことができます。また、部屋やロビーで飲むことも可能。

牛肉メインの夕食なので白ワインよりも赤ワインのほうが多め。

高畠ワイナリーのスパークリングワイン善のシリーズもあります。

サイズがピッコロサイズ(200ml)フルボトル(750ml)と用意されています。あまりピッコロサイズって置いてあるお店って少ないですが、二人で乾杯するのにちょうどよいサイズ。
お二人様専用宿だからこそのランナップですよね。

そういえば、オットと夕食のお酒の相談をしていなかったお思いつつ、お互いに別行動。
オットは貸切風呂でYouTubeを楽しんでいたそうだ。。よくのぼせなかったよなあと思いつつも、ゆっくりと楽しんでいたのでよしとしましょう。
わたしは夕食の時間までは本を読んでのんびり。
読んだことのない「超訳ニーチェの言葉 」を読んでみました。
20代のころは外の観光ばかりでホテルは寝るところというイメージでした。
宿でゆっくり過ごすというのは40歳すぎてから贅沢だな~としみじみ感じます。
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