山形県米沢1泊2日 2019年

山形県 高畠ワイナリーで見学も試飲が楽しみました!

高畠ワイナリー 山形
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1990年創業の高畠ワイナリー。
歴史的にはまだ30年足らずのワイナリーですが、「100年かけても世界の銘醸地に並ぶ」という高い理想を掲げて、質の良いワイン造りに精進しています。

このブログを始める前に、「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」に参加する時に山形を訪れ、酒井ワイナリー・タケダワイナリーを見学しました。
そのときに高畠ワイナリーも行きたかったのですが、時間の関係で行けず。。
是非とも行ってみたいワイナリーのひとつでした。

都内で、高畠ワイナリーのワインは比較的流通している印象。特にスパークリングワイン「 嘉 yoshi 」のシリーズはよく見かけることが多いかと思います。

高畠ワイナリーへのアクセス

JR奥羽本線又は山形新幹線高畠駅が最寄り駅です。徒歩10分で高尾ワイナリーに到着します。

私は、東京駅11時発つばさ135号山形行に乗り、13:14に高畠駅に到着。
ひとまず、駅のコインロッカーに荷物を預け、駅員さんに高畠ワイナリーの場所を確認し、歩いて行きました。

高畠ワイナリー 山形

公園を抜けて、標識に沿って行くと、高畠ワイナリーに到着します。

高畠ワイナリー 山形

小森マシナリーという紙幣印刷機械メーカーが近くにあります。

高畠ワイナリー 山形

高畠ワイナリーを見学

13:30ごろに高畠ワイナリーに到着。

あいにくの曇空ですが、観光ワイナリーらしく大きな建物があります。

高畠ワイナリー 山形

建物はコの字型になっていて、左手ホールから見学し、途中の喫茶で休憩、最後にショップに立ち寄り買い物をするという流れで進むことにしました。
15名以上は要予約ですが、オットと二人なので、自分たちで見学しました。

高畠ワイナリーの歴史などを見学

まずは建物の左手のホールにすすみます。 こちらではワイナリーの歴史を紹介しているスペースです。

高畠ワイナリー 山形

高畠ワイナリーといえば、醸造部長・エノログの川邉久之さん。

高畠ワイナリー 山形

名古屋市出身、1988年より渡米し、世界的な銘醸地、カリフォルニア・ナパヴァレーの「Silverado Hill Cellars」にて日本人初となるワイン醸造責任者を務め、15年間米国ワイン会に籍を置く。UC. Davis、Napa Valley Collegeにてブドウ栽培、ワイン醸造、ワイナリーマネージメント、マーケティングのコース修了。その後、2002年に日本に帰国し、ワイン醸造コンサルタント、ワイン醸造学等の講師なども務め、2006年より現在まで国内最大級のワインコンペティション、JapanWine Challenge審査員、2007年同コンペティション最優秀審査員賞を受賞。2009年より高畠ワイナリー現職に就任。
微生物の本質を理解し、発酵熟成の過程を科学的に管理することを大事にしている理論派の造り手です。

高畠ワイナリーホームページより一部引用

エノログは、ワインにおける醸造技術者のこと。ヨーロッパにおいては薬剤師などと同様の国家資格として認められています。
大学などの教育機関で専門の科学的、技術的な知識を習得するための教程を収め、実習を終えたのちに初めてエノログと認定されます。

日本ではエノログになるための制度がないため、一般社団法人葡萄酒技研会エノログ部会が同等の教育行程における修学と三年以上の実務経験を有するものを「ワイン醸造技術管理士」としてエノログに認定しています。
川邉久之さんの経歴もすごいですが、すごく理論的な方で講演会に行ってみたいなとずっと思っています。

中央には高畠ワイナリーの模型があります。こちらに来ると建物ばかりに目がいってしまいますが、広大な畑の中の中にワイナリーがあるのが分かります。

高畠ワイナリー 山形

高畠ワイナリーのイベントのときに配布されるワイングラスやサインが展示されています。

高畠ワイナリー 山形

高畠ワイナリーは地域活性のために、イベントが開催されています。秋の収穫祭だけでなく、9月は山形らしく芋煮祭りもあり、どれも楽しそうです。
正直、高畠駅って他に観光する場所がないんですよね。。
イベント時の賑わいはすごいんだろうなあと想像できます。

高畠ワイナリー 山形

ゴールデンウィークと秋の大きなイベントで開催されるエノログ川邉プレミアムサロンに一度行って話を聞いてみたい・・・

また、高畠ワイナリーのワインが展示されています。

高畠ワイナリー 山形

こちらで展示されているもので完売のものもあるのですべて購入できるわけではないのですが、
あまり流通していないものも見れてちょっと嬉しいですね。

ゴッツオナーレで休憩、石の模型や醸造見学

展示部分の見学後は通路を通って、建物の中央部分に向かいます。
こちらはゴッツオナーレというカフェと石の模型・瓶詰めが見学できます。

通路を入ってすぐに高畠石の模型があります。

高畠ワイナリー 山形

ワインの原料となるぶどうがどのような土壌で作られているかは非常に重要。
ぶどう栽培は水はけのよい土地というのが条件になってくるので、土壌に多くあるという高畠石の存在は大切です。

高畠ワイナリー 山形

高畠町はぶどう栽培に適した土地であるとともに、朝晩の寒暖差などがぶどう栽培に適した条件がそろった土地です。

高畠ワイナリー 山形

高畠ワインでも使用しているシャルドネ品種、デラウェア品種に関しては市町村単位では全国一の出荷量というのも納得!

通路にはワインが出来るまでの説明がありました。
また、ゴッツオナーレ休憩所の壁からワインの瓶詰めしている様子を見学することができます。

高畠ワイナリー 山形

平日だったので、稼働していました。こういう見学を休日に行くと、たいてい稼働していないことがほとんど。やはり空いているし、平日に限ります!

高畠ワイナリー 山形

ピカピカで清潔感が伝わってきます。

私がワインの瓶詰を見学している間、オットはゴッツオナーレの前にある椅子で休憩。

高畠ワイナリー 山形

こちらでは、軽食やアイスクリーム・グラスワインが販売されています。

高畠ワイナリー 山形

1杯1000円のグラスワインをみて、びっくりしていたオットが選んだのは「大人のワインソルベ」

券売機ではなく、現金で支払いでした。
1個450円。売店でお土産としても販売されていました。

高畠ワイナリー 山形

白ワインのソルベは高畠でも作られているラフランスの香りが感じられます。凝縮された味でさっぱりとしていて美味しいです。

高畠ワイナリー 山形

赤ワインのソルベはカシス(黒スグリ)が入っています。甘い赤ワインのよう。甘酸っぱくてこちらも美味しいです。

通路を通って、高畠ワイナリーの売店に向かう

休憩して向かうのは高畠ワイナリーの売店です。

高畠ワイナリー 山形

通路の右手に見えるのは、発酵タンクと貯蔵タンクです。

高畠ワイナリー 山形

白ワインは風味豊かに仕上げるために11~20℃の低温発酵。赤ワインは色素など抽出するために白ワインよりも高め25~28度の発酵。

生産者ごとに対応できるタンクがあるとのこと。だからこそ、いろいろなシリーズワインが作れるというものです。

高畠ワイナリーの売店で試飲

高畠ワイナリー 山形

試飲用カップでワインの試飲ができます。3か所に分かれていて8種類ほど。

高畠ワイナリー 山形

試飲のところにはやはり人が多くて写真がありませんが、ワイナリー限定のものもあったり
氷果のひとしずく(甘口ワイン)もありと、購入する参考になります。

通販では出ていない商品もあり、こんなのもあるんだーと見入っていました。

いろいろ試飲もしたり見学しましたが、私は高畠ワイナリーはシャルドネが好きだなという結論になりました。

また、ワインだけでなく、高畠・米沢の美味しいものもありました。お菓子はもちろん、地元産のチーズや牛肉加工品など。。地元のお土産が勢ぞろいしていました。
ちょうど私たちと入れ違いになった方たちはワインとお菓子やお惣菜を沢山購入されていました。

地下貯蔵庫を見学

売店の横から地下貯蔵庫を見学することができます。

高畠ワイナリー 山形

階段を降りると、熟成中の樽がずらりと並んでいます。布テープで何が入っているかが書いてあるのは事務的でいいですね。

フランスだとチョークみたいなので書かれていることが多いですが、布テープならかすれたりしないし、次も使いやすいですもんね。

高畠ワイナリー 山形

温度・湿度・光・振動・臭いについての説明もあります。

高畠ワイナリー 山形

ワインを勉強すると必ず出てくるジュリアスシーザー。久しぶりにこの名前をみました。いまでは当たり前の樽ですが、輸送容器として発明されたことは、歴史的快挙。

これにより流通が始まったといっても過言ではないですからね。

高畠ワイナリー 山形

高畠ワイナリーでは、フレンチオーク樽を使用。

高畠ワイナリー 山形

すごーーくワインに詳しい人や醸造家の人に言わせると、「いろいろ飲んでいくと、自分の好みの樽の種類や焼き加減が分かるようになる」とおっしゃいますが、私にはさっぱりわかりません。

オットは樽と一緒に寝たいと申しておりました・・(理由➡キンキンに冷えていて、静かだから)

高畠ワイナリーぶどう畑を見学

敷地内のぶどう畑を見学しました。敷地内は黒葡萄品種のピノノワール。
仕立て方はギュイヨー・ダブルです。

高畠ワイナリー 山形

まだ、6月なので、花穂ができている状態。剪定もまだっぽかったです。
秋なら、ぶどうがなっていて「おお!」と感じられますが、早かったです。

高畠ワイナリー 山形

私は、どの時期でも楽しいですが、ブドウと生産者の12か月を解説をみると、せめてぶどうの実ができていたほうが楽しめますよね・・。

高畠ワイナリー 山形

ぶどうの実ができてないですが、ワイナリー定番のバラが綺麗だったのは救いです。

最近、世界のあちこちでブドウ畑の脇に薔薇を植えるのが流行っている。
薔薇は虫がつくとすぐわかるから、ブドウ畑の害虫予防を助けるという話をよく聞く。
実は(フランスの)メドックで畑の中で薔薇を植えたのは、ラトゥールがはじめである。「邸館がなくて淋しいから畑の飾りに植えただけだ。だいいちわれわれは毎日畑を細心の注意で見守っているので、虫がつけばすぐに見つける。なにも薔薇の世話にならなくていい」と笑って説明されたことがある。(山本博『エピソードで味わうワインの世界』より引用)

まあ、いろいろと言われはありますが、たしかにフランスのワイナリーツアーに行ったときも案外バラってなかったんですよね。
日本の契約農家とかみてもないですし。

それでも、不思議とブドウ畑にやっぱりバラが咲いていると嬉しくなるんですよね。

外には沢山のベンチがあって、座る場所も充分ありました。団体で来た人やイベント時に大活躍するのでしょうね。

建物の脇にはソフトクリームも販売していました。

高畠ワイナリー 山形

ソルベを食べたばかりなので、食べませんでしたが。
バス旅行で来ているなら、帰り際にソフトクリームもいいですね!

高畠ワイナリーは地元に根づいたワイナリー

高畠ワイナリーは一時期よく飲んでいたのですが、こんなに観光ワイナリーのような感じだとは知りませんでした。
ただ、観光ワイナリーといっても「100年かけても世界の銘醸地に並ぶ」という理念が非常に感じられるワインを沢山つくっています。
その一方でイベントを開催したり、ワインエチケットを学生さんが書いたものを採用したりと、地元への貢献もしています。

15名以上は要予約ですが、個人であればふらりと行けるのも助かります。

これから旅の始まりでワインは購入しませんでしたが、宿泊した先で高畠ワイナリーの嘉スパークリング シャルドネがあったのもそれはそれで嬉しいですね。

高畠ワイナリー 営業情報

住所山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
電話番号0238-57-4800
営業時間9:00~17:00【4月~11月】
10:00~16:30【12月~3月】
定休日年末年始、水曜日(冬期間)
アクセス・JR高畠駅より徒歩10分
・JR米沢駅より車15分
・JR赤湯駅より車15分
・東北中央道・米沢中央ICからお車で17分
ホームページhttps://www.takahata-winery.jp/
 15名以上は要予約

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ABOUT ME
ひよこ
結婚を機に三鷹に引っ越してきました。 三鷹の美味しいお店や生活情報を中心に、中央線沿線のお店や趣味の登山や旅行について書いています。 新しいお店の情報やブログの感想などは【お問い合わせフォーム】よりいただけると嬉しいです。

3年以上継続しているオンラインヨガフットネスのソエル(SOELU)
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